MQAのこと、否定する人のこと(その2)
MQAには、いくつかの特長がある。
その一つが、ファイルサイズが小さい、ということである。
MQAを否定する人のなかには、ファイルサイズが小さいことは、
メリットでもなんでもない、と主張する人がいる。
インターネットは高速化されていくし、5Gも始まっている。
そういう時代にあって、ファイルサイズの小ささは……、ということである。
こんなことをいっていた人は、いまどう思っているのだろうか。
いま明らかにインターネットの速度は遅くなっている。
私のところでも、先月までといまとでは十分の一から二十分の一ぐらいにまで速度が低下している。
新型コロナのせいで、多くの人が自宅にいてインターネットに接続しているからであろう。
国によっては、YouTubeやNetflixの画質を、意図的に落している、というニュースもあったぐらいだ。
インターネットのインフラは整備されているし、
高速化されているとしても、すべての人が制限なしに使ったら、速度の低下を招くことになる。
そんなのは一時的なことであって、コロナ禍がおさまれば元に戻る、
結局、MQAのファイルサイズの小さいことによるメリットは、その程度である──、
MQAを否定する人はそういいそうだが、ほんとうにそうだろうか。