Date: 4月 7th, 2020
Cate: 日本のオーディオ
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日本のオーディオ、これから(ケンウッド TS990・その1)

オーディオ御三家、といっても、もう通用しないだろうが、
ずっと以前、サンスイ、パイオニア、トリオはそう呼ばれていた。

トリオはいまではケンウッドとなっている。
ケンウッドは、最初のころは、海外向けのブランドだった。
日本ではトリオ・ブランドだった。

そのケンウッド・ブランドを、高級機ブランドとして使い始めた。
プリメインアンプのL01Aが、国内向けケンウッド・ブランド最初のモデルだった。
チューナーのL01Tもあった。

続いてL02A、L02Tも登場した。
このころが、オーディオのケンウッド・ブランドのピークだった。

ケンウッド・ブランドのオーディオ機器はその後も続いたけれど、
L02A、L02Tのような製品ではなかった。
わくわくするような製品ではなくなってしまった。
わくわくが期待できるブランドはなくなってしまった。

いまもケンウッドはオーディオを続けているが、
根っからのオーディオマニアを満足させるようなモノではない。

もうこれからも期待できない──、
さっきまでそう思っていた。

三時間ほど、いろんなリンク先をクリックしていた。
そんなことをやって見つけたのが、ケンウッドのTS990だった。

TS990というオーディオ機器は存在しない。
TS990はアマチュア無線用のトランシーバーである。

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