終のスピーカー(その19)
より完璧に近いスピーカー、最高といえるスピーカーが、
終のスピーカーとなることは絶対にない、といいきる。
その人にとって特別なスピーカーだけが、
終のスピーカーとして選ばれる(なっていく)ものなのだろう。
瀬川先生にとって特別なスピーカーは、やはりAXIOM 80だったはずだ。
より完璧に近いスピーカー、最高といえるスピーカーが、
終のスピーカーとなることは絶対にない、といいきる。
その人にとって特別なスピーカーだけが、
終のスピーカーとして選ばれる(なっていく)ものなのだろう。
瀬川先生にとって特別なスピーカーは、やはりAXIOM 80だったはずだ。
四日前の5月9日、
『ノイズキャンセリングできる「遮音カーテン」が登場』というニュースが目についた。
詳しいことはリンク先を参照していただきたいが、
やっとこういうモノが実用になる時代が来た、と思いながら読んでいた。
このノイズキャンセリングが可能な遮音カーテンの性能が向上すれば、
外から入ってくるノイズをキャンセリングするだけでなく、
部屋の中の音までもキャンセリングしてくれるようになる。
つまり疑似的な無響室が作れるようになるだろう。
そして私がいちばん期待していることは、その一歩先であり、
遮音カーテンが新たな残響を作り出してほしい、ということだ。
疑似的な無響室が可能になれば、
その空間は疑似的には広くできるはずでもある。
そう錯覚させることはできるだろう。
その上で、残響を遮音カーテンが作り出すことで、
理想的な音響特性を作り出せる可能性を感じている。
残響時間、そのスペクトラムなどこまかなパラメータを調整することで、
文字通り、部屋をコンサートホールへと変えることが夢ではなくなる。
個人的にはリスニングルームをコンサートホールにしたいわけではないが、
この遮音カーテンのもつ可能性をあれこれ考えてみるのは楽しいだけでなく、
オーディオがこれから先、趣味としてずっと続いていくためにも、必要だと思う。
(その1)で、今年のOTOTENには、
ジャーマン・フィジックスの輸入元のタクトシュトックが出展しないようだ、と書いた。
5月9日の時点でも、出展社のところに、タクトシュトックの名はない。
6月8日、9日、
京都オーディオフェスティバルが開催される。
こちらにタクトシュトックは出展する。
昨年のショウ雑感(その7)で、
2024年のOTOTENでは、
オーディオショウとしては初めて、
ジャーマン・フィジックス(ベンディングウェーヴ)とMQA、
この組合せの音が鳴るのかもしれない──、と書いたが、
少なくとも東京では聴けそうにない。
そのかわり京都では聴けるのだろうか。
中国のブランド、SHANLINGから、ポータブル型Dプレーヤー、
EC Miniが発売になっている。
ソーシャルメディアの広告欄で表示されて先ほど知ったわけだが、
いつもなら、リンク先をクリックしたりはしない。
けれど、今回はMQAのロゴが本体にあった。なのでリンク先(amazon)を見てみた。
ポータブル型CDプレーヤーといっても、CDジャケットとほぼ同サイズなわけではなく、
多少大きい。その分、RCA出力も持つ。
ポータブル型なのでバッテリー駆動だ。
欲しいかといえば、そうではないけれど、
聴いてみたい製品ではある。
MQA-CDが再生できる製品としては、最も安価で小型であるからだ。
オーディオ歴がまったく同じ人が二人いたとしても、
同じ音を聴いてきているわけではない。
住んでいるところ、周りにオーディオマニアがいたのかどうか、
そんないろいなことが違ってきて、
同じころにオーディオに関心を持った二人でも、
最初に感激したオーディオ機器が同じではなかったりする。
オーディオを長くやっていれば、
オーディオ機器を一度も買いなおしたことがないという人はいないだろう。
このことに関しても、買い替えの頻度の高い人もいれば、
めったに買い替えない人もいる。
オーディオ店やオーディオショウに積極的に足を運び、
オーディオマニアのところにも訪問したりすることに積極的な人もいれば、
そういうことに消極的な人もいるわけで、
つまりは何がいいたいかというと、オーディオ歴が同じでも、
同じくらい熱心に取り組んでいたとしても、
この二人がそれまでのオーディオ歴のなかで、聴いてきた音の種類は違う、ということ。
そして、それは積極的に買い替え、試聴をしてきた人のほうが、
聴いてきた音の種類が多いわけではない、ということ。
ウェスターン・エレクトリックの757Aについて、
まだまだ書きたいことがある。
でも、今回はこのへんにしておこう。
6月5日のaudio wednesdayでも、757Aを鳴らす。
三時間、すべて757Aの時間だ。
そこでもまた書きたいことが、いろいろと出てくるはずだから。
今回、757Aでかけた曲は、
カザルス・トリオ(ティボー、コルトー、カザルス)による
ハイドンのピアノ三重奏曲 第二十五番(第一楽章と第二楽章)、
1927年の録音と、
カザルスとゼルキンによるベートーヴェンのチェロ・ソナタ 第一番(第一楽章)、
1953年の録音である。
この後に、カザルスによるバッハの無伴奏チェロ組曲をかけるつもりだったが、
アンカーのモバイルバッテリーがちょうど残量ゼロになったため、かけずじまいになってしまった。
壁のコンセントからAC電源をとれば、音は鳴らせるのだけど、
次回の楽しみということで、カザルスのバッハは聴いていない(かけていない)。
三十分ほど前に、KEFのModel 105 SeriesIIを鳴らしている友人から連絡があった。
スピーカーのセッティングについてだった。
そういえば──、と思い出したのは、105 SeriesIIのエンクロージュアの角度についてだった。
この項の(その1)を書き始める十年前くらいから、
ウーファーに関しては聴き手に向って角度をつけるよりも、
正面を向ける、つまり後の壁と平行になるように置く。
これがいい結果を生むのではないか。そう思うようになっていた。
もちろん中高域に関しては、聴き手に向って振るように置く。
こういうセッティングが可能になるのは、主に自作スピーカーで、
低音用のエンクロージュアの上に、
中高域のユニットが独立して置かれている場合では容易だが、
既製品のスピーカーシステムでは、ほとんどが無理である。
KEFのModel 105はこういうセッティングを可能にした。
105以前に、そういうスピーカーシステムがあったのかどうかは寡聞にして知らない。
友人は最初のころは、
105のエンクロージュアも聴き手に向けて角度をつけたセッティングだったが、
最近になってエンクロージュアは角度をつけずに、
上部の中高域ユニットのみ聴取ポイントに向けて角度をつけるセッティングに変更。
そのことによって、バランスがとりやすくなった、とあった。
そうだろうな、と思いながら読んでいた。
ただし自作スピーカーでも、それぞれのユニットが独立していて、
それぞれ角度を自由につけられる場合でも、
ウーファーの受持帯域が広い場合、
つまりウーファーのカットオフ周波数が高い場合には、
必ずしもいい結果が得られるとは限らない、と私は感じている。
500Hz以下くらいの低いカットオフ周波数が好ましいようである。
ウェスターン・エレクトリックの757Aを聴き終って、思い出していたのが、
吉田秀和氏の、ゼルキンについて書かれた文章だった。
以前、別項で引用しているが、もう一度読んでほしい。
*
そのうち、私は、レコード会社の人からきいた、一つのエピソードを思い出した。
もう大分前のことになるが、現代の最高のピアニストの一人、ルドルフ・ゼルキンが日本にきた時、その人の会社でレコードを作ることになった。ゼルキンはベートーヴェンのソナタを選び、会社は、そのために日本で最も優秀なエンジニアとして知られているスタッフを用意した。日本の機械が飛び切り上等なことはいうまでもない。約束の日、ゼルキンはスタジオにきて、素晴らしい演奏をした。そのあと彼は、誰でもする通り、録音室に入ってきて、みんなといっしょにテープをきいた。ところが、それをきくなり、ゼルキンは「これはだめだ。このまま市場に出すのに同意するわけにいかない」と言い出した。理由をきくと「これはまるでベートーヴェンの音になっちゃいない」という返事なので、スタッフ一同、あっけにとられてしまった。今の今まで、そんな文句をいわれた覚えがないのである。
ことわるまでもないかも知れないが、レコードというものは、音楽家が立てた音をそっくりそのまま再現するという装置ではない。どんなに超忠実度の精密なメカニズムであろうと、何かを再現するに当って、とにかく機械を通じて行う時は、そこにある種の変貌、加工が入ってこないわけにはいかないのである。そう、写真のカメラのことを考えて頂ければ良い。カメラは被写体をあるがままにとる機械のようであって、実はそうではない。カメラのもつ性能、レンズとかその他のもろもろの仕組みを通過して、像ができてくる時、その経過の中で、被写体は一つの素材でしかなくなる。あなたの鼻や目の大きさまで変ってみえることがあったり、まして顔色や表情や、そのほかのいろんなものが、カメラを通じることにより、あるいは見えなくなったり、より強度にあらわになったりする。そのように、音楽家が楽器から出した響きも、録音の過程で、音の高い部分、中央の部分、低い部分のそれぞれについて、あるいはより強調され、ふくらませられたり、あるいはしぼられ、背後にひっこめられたり等々の操作を通過してゆく間に、変貌してゆく。
その時、「本来の音」を素材に、そこから、「どういう美しさをもつ音」を作ってゆくかは、技師の考えにより、その腕前にかかっている。レコードの装置技師は、いわゆる音のコックさんなのだ。もちろん、それでも、いや、それだから、すぐれた技師は、発音体から得られた本来の音のもつ「美質」を裏切ることなしに、その人その人のもつ音の魅力をよく伝達できるような「音」を作るといってもいいのだろう。
だが、ゼルキンが「これはベートーヴェンの音じゃない」といった時、日本の最も優秀な技術者たちは、その意味を汲みかねた。「何をもってベートーヴェンの音というのか?」困ったことに、それをいくら訊きただしてみても、ゼルキン先生自身、それ以上言葉でもって具体的に説明することができず、ただ「これはちがう、ベートーヴェンじゃない」としかいえない。それで、せっかくの企画も実を結ばず、幻のレコードに終ってしまった──というのである。
(「ベートーヴェンの音って?」より)
*
5月1日にかけたカザルスとゼルキンによるベートーヴェンのチェロ・ソナタ。
「これはまるでベートーヴェンの音になっちゃいない」、
絶対に、そうはいわれなかったという自負はある。
アルテックの604が、604Eから604-8Gになった際に、
インピーダンスが16Ωから8Ωとなった。
その理由として、トランジスターアンプにとって16Ωよりも8Ωのほうがパワー的に有利だから、
そんなことがいわれていた。
たしかにトランジスターアンプの場合、16Ω負荷よりも8Ω負荷のほうが、
パワーは二倍になる。
けれど、この理由づけは、中学生の時に読んだ時から少し疑問もあった。
真空管アンプの場合、出力トランスを備えているから、
負荷が16Ωであろうと、8Ω、4Ωであってもパワーは同じである。
なのに、真空管アンプ時代のスピーカーのインピーダンスは、
16Ω、15Ωと表示されているものが大半だった。
ウェスターン・エレクトリックの757Aも、そんな真空管アンプ時代のスピーカーである。
757Aの時代、トランジスターアンプは存在していなかった。
ならば当時の常識で捉えるならば、757Aのインピーダンスは16Ωと思ってしまう。
けれど実際は4Ωである。
8Ωでもなく4Ωである。
757Aのネットワーク702Aは、
28μFのコンデンサーと0.91mHのコイルからなる12dB/oct.のスロープ特性てある。
クロスオーバー周波数は、ほぼ1kHzである。
なぜ4Ωなのか。
コイルの値を小さくしたかったからではないのだろうか。
全生新舎の野口晋哉さんの5月1日のaudio wednesdayの感想が、
インスタグラムにて公開されています。
5月1日のaudio wednesdayでも、
アンカーのモバイルバッテリーのPowerHouse 90を使っている。
メリディアンのD/Aコンバーター、218の電源をPowerHouse 90をとった。
消費電力が5Wと小さいため、PowerHouse 90の容量でも十分実用になる。
しかもどちらも小さく軽いので、
audio wednesdayの音出しのための持ち運びが楽というのも、
私にとっては、大きなメリットである。
システムのどこかをAC電源から完全に独立させることは、音質向上に大きく寄与する。
いまでは容量がかなり大きなモバイルバッテリーがあるから、
218のように消費電力が小さいモデルを選ばなくても、問題ない。
モバイルバッテリーを使わずとも絶縁トランスを使えば──、という人もいるが、
ストレーキャパシティが存在する限り、完全な分離は無理である。
このあたりのことは富田嘉和氏が、
ラジオ技術にかなり詳しい記事を連載されていたので、そちらも参考にしていただきたい。
5月のaudio wednesdayの音は、PowerHouse 90を使っていなければ、
ずいぶん違う結果になっていただろう。
757Aレプリカで、あれこれ聴いた後で、757Aを設置する。
野口晴哉氏のリスニングルームにある757Aを、
手前の稽古場に移動する際に気づいたことがある。
757A(オリジナル)のほうは、
東洋ウェストレックス製(と思われる)パワーアンプに接続されていた。
かなり大型の真空管アンプである。
このアンプについては、後日、じっくりと確かめてみたい。
757Aは728Bをベースに、713CドライバーとKS12027ホーンを組み合わせた2ウェイ。
ネットワークは702A。
Typical Specifications
Frequency Response: 60-15,000 cycles.
Input Impedance: 4 ohms.
Coverage Angle: 90 degrees.
Power Handling Capacity: 30 watts.
Efficiency: At a distance of 30 feet on axis the 757A will produce a level of 93 dB above 10-16 watt per square centimeter at 30 watts. This level is on a basis of a warble frequency covering a range from 500 to 2500 cycles per second.
Dimensions: 20″ high, 30 1/2″ wide, 13 3/4 deep.
Weight: 82 pounds.
Cabinet: Acoustically treated front. Remainder of cabinet gray finish which can be refinished to blend with individual installations.
(注:10-16 wattは10の-16乗 wattのこと)
757Aの用途としては、
Wired Program; Recording Studios; Program distribution; Broadcast Station monitoring
となっている。
「オーディオケーブルの謎(金田・江川予想とその周辺)」が、再頒布されている。
どういう内容なのか、入手方法はリンク先にアクセスしてほしい。
ケーブルをかえることで音は変ることを経験していても、
ではなぜ音は変化するのか、そのことについて説明することはかなりの困難である。
128ページの冊子「オーディオケーブルの謎(金田・江川予想とその周辺)」は、
サウンドロマンの1977年6月号から1978年10月号までの14回の連載記事に、
無線と実験の1981年9月号掲載の記事、
1987年の世界のステレオ掲載の記事をまとめたもの。
濃い内容だ。
リンク先にも、こう書いてある。
*
この冊子は、この商品としてのオーディオケーブルが産まれた時代に 日本のオーディオメーカーの技術者が自社開発品の技術的根拠、 開発意図を説明したオーディオ雑誌などの記事を題材に、 (常識的な電気工学者としての)私が書いてみた記事をまとめたもので、 技術者以外の個人、商店、商社などによるオーディオアクセサリー開発者の 魔術的信仰と主張については触れていません。私にはまったく理解できませんから。
当初の構想では、電気音響工学の対象となる、 周波数特性(振幅・位相)以外に、 非直線性やCDなどの量子化(デジタル・オーディオ)の問題、 後に江川三郎さんが傾倒した「純度(私には理解できない)」の問題、 理論家にとって重要な「なぜ一部の人が電気計測では識別できない (オーディオケーブルなどの)音の違いを認識できるのか」 という原理的問題について書く予定だったのですが、 雑誌自体が休刊になったため、連載も打ち切りになりました。
というわけで、当時の歴史的記述としても完全ではありませんが、 オーディオケーブルが話題になった当時、 どんな主張があり、真実はどうだったのかといったことはわかると思います。
*
在庫がなくなると頒布も終了となるようなので、
ケーブルについて理解したい方はお早めに。
JBLの2420のカタログには、周波数特性は500Hzから20kHzとなっている。
とはいえ、実際に聴けばすぐにわかることだが、20kHzまでフラットなわけではない。
周波数特性のグラフをみると、10kHzあたりからなだらかに下降している。
このままで聴いても、うまく鳴ってくれる曲もあったが、
あれこれ聴いていると、しかもスーパートゥイーターが二つ、その場にあるわけだから、
試してみたくなる。
まずはJBLのUT405を試す。
2405の小型版といえるユニットを箱におさめ、ネットワークを搭載した製品。
UT405を接続すると、あきらかに上がのびるのは誰の耳にもあきらかなほどだけど、
うまくいっているかというと、そうではない。
短い時間ではあったが、いくつか試してみたけれど、いい結果は得られそうにない。
結局、エラックの4PI PLUS.2にかえる。
先月から置きっぱなしにしている。
最初に鳴ってきた音だけで、やっぱり4PI PLUS.2だ、ということになる。
4PI PLUS.2の置き位置を変えたり、カットオフ周波数をかえたりしながら、
といってもそれほどこまかな調整ではなく、
まずはおおまかな調整(セッティング)をやっていく。
このへんになってくるとしばらく鳴らされていなかった757Aレプリカも、
少しずつ調子を取り戻してくれるかのように鳴ってくる。
そしてある程度までいったところで、D/Aコンバーターのメリディアンの218で、
ポラリティを反転させる。
ここでの変化はかなり大きいものである。
ならば最初から反転させておけば、と思われるだろうが、
反転させた時の変化量の大きさは、この時点でやるからこそ大きいものである。
757Aレプリカのウーファーは何なのか。
次回行った時に確かめてくる予定だが、
ドライバーが2420ならば、2202の可能性が高い。
フルレンジユニットを採用しているのならば、2130だろうか。
そんなことを考えながら当日のセッティング。
最初に鳴ってきた音は悪くはなかったけれど、
左チャンネルの音圧レベルが低い。
ユニットになにかしらの不具合があったらどうにもできないけれど、
まずはネットワーク(外付け)をチェックする。
ずっと手を入れてなかった状態だから、とにかく接点のクリーニング。
それからケーブルの取りつけをしっかりとやり直す。
これだけのことをやったら、ユニットの不具合はなさそうだ、という音が鳴ってきた。
このネットワークには巻線抵抗のレベルコントロールがついているが、
右と左とでは同じ部品でありながら、まわした感触がけっこう違う。
ネットワークに関しては、あらたに作るつもりでいる。
喫茶茶会記でやっていたころ、一般的な並列型ネットワークから、
直列型ネットワークへと変更した。
この757Aレプリカでも、直列型を試してみたい。
外付けのネットワークを使うにしても、きちんとしたメンテナンスは必要と感じた。
つまり757Aレプリカは、ネットワークをきちんとすることで、
かなり良くなりそうな手応えはあった、といえる。