Archive for category 日本のオーディオ

Date: 10月 8th, 2021
Cate: High Resolution, 新製品, 日本のオーディオ

日本のオーディオ、これから(MQAのこと・その3)

CHプレシジョンの新製品D1.5。
MQA対応である。

ほぼ間違いなく、11月開催のインターナショナルオーディオショウで聴けるだろう。
今年は行かないと決めたものの、D1.5の登場は、その決心が揺らいでしまうほどだ。
それでも今年は行かないのだが、今年のショウの目玉はD1.5といってしまいたくなる。

日本のメーカーは、どうなのだろう。
今年のインターナショナルオーディオショウに向けての新製品で、
新たにMQAに対応するブランドはあるのだろうか。

いまの時点ではなんともいえないけれど、ないような気がする。

今年のインターナショナルオーディオショウでは、
MQAに対する日本と海外の温度差をより感じることになるのだろうか。
どうもそんな気がしてしまう。

Date: 9月 29th, 2021
Cate: High Resolution, 日本のオーディオ

日本のオーディオ、これから(MQAのこと・その2)

オンキヨーがe-onkyo music事業を、
Qobuzを運営しているフランスの会社、Xandrieへ譲渡している。

8月に、e-onkyoがどこかに売却されるというウワサを聞いていた。
なので、今回のニュースにそんなに驚かなかった。

ただQobuz(Xandrie)だったのは、ちょっと意外だった。

e-onkyoがこれからどうなるのかはわからない。
しばらくはe-onkyoのままだろうが、Qobuzに取り込まれていくかたちになって、
Qobuz日本への上陸の足がかりとなるのか。

そんな気がするのだが、そうなったとしてMQAをQobuzはどうするのだろうか。
私が気がかりなのは、ここだけといっていい。

TIDALで多くのアルバムがMQAで聴けるようになっている。
e-onkyoにはないタイトルがかなりある。

一方で、TIDALにないMQAのアルバムもけっこう多いし、
サンプリング周波数に違いもあって、いまのところどちらもないと困る。

単なる予感でしかないのだが、TIDALのニュースも近々出てきそう。

Date: 9月 14th, 2021
Cate: High Resolution, 日本のオーディオ

日本のオーディオ、これから(MQAのこと・その1)

メリディアンの218を導入して、今日(9月14日)で丸二年を迎えた。
この二年間はMQAの二年間だった、ともいえる。

特に今年はMQAどっぷりの一年になりつつある。

1月にはヘッドフォンとiPhoneだけでもMQAが再生できるようにと、
スティック型のD/Aコンバーター兼ヘッドフォンアンプも購入した。
音とは関係ないことだが、7月にはMQAのTシャツとマグカップも購入した。
8月からはTIDALで、ソニーによるMQAの配信が本格的にスタートした。

充実している、といえるのだが、
あくまでも個人的に、である。

日本のオーディオ界でのMQAの扱いは、
海外での扱い、私のなかでの存在の大きさからすれば、淡泊ともいえるし、
冷たいとも感じることがある。

音楽之友社のステレオは一度、特集でMQAを取り上げていた。
音元出版もMQAのことはけっこう取り上げている。

ステレオサウンドは? となる。
このことはいずれ書くかもしれないが一つだけ書いておく。

12月発売のベストバイの特集。
CDプレーヤーの写真には、CD、SACD、といった対応メディアの記載がある。
なのにMQAは、ない。

e-onkyoがMQAに積極的でいてくれるは助かるが、
それでもソニー・ミュージック、ソニー・クラシカルのアルバムのMQAを聴くには、
e-onkyoでは、いまのところ無理である。
これから先はどうなるかはなんともいえないが、TIDALしかないわけだが、
そのTIDALも日本でのサービスが始まりそうで、まだである。

四ヵ月足らずで今年は終る。
日本でMQAが盛り上るとは、いまのところ思えない。
来年、再来年はどうなるのか。

Date: 8月 31st, 2021
Cate: 日本のオーディオ

日本のオーディオ、これから(ダイヤトーンの終焉か)

今月上旬に、ダイヤトーンのスピーカーが製造中止になっていることを知った。
ダイヤトーンのサイトに行くと、
小さく「2021年3月 生産終了」とある。

スピーカーシステムのDS4NB70が、ひっそりと製造中止になっていたわけだ。
オーディオ店へは、それとなく伝えてあったらしい。

後継機種のことは、なんら情報はない。
はっきりとしたことはいえないが、
このままダイヤトーン・ブランドのスピーカーシステムは消えてしまうのか。
そんな感じである。

DS4NB70は2017年のOTOTENで聴いている。
DS4NB70の音よりも、
楽しそうにレコードをかけていくダイヤトーンのスタッフの印象が強く残っている。

別項でも書いているが、昭和のオジサンという感じで、キャラが濃い人だった。
私がステレオサウンドで働いていたころは、
濃いキャラの人が、各社に一人はいた。

ダイヤトーンは、こういう人が仕事をやれているのか、と思いながら、
その人の話を楽しんで聞いていた。

でもDS4NB70は製造中止になっている。
売れなかったのが理由なのか。
そうであろうけれど、振動板の製造枚数が決っていたのかもしれない。

静かな消え方だ、とおもう。

Date: 8月 9th, 2021
Cate: 日本のオーディオ

日本のオーディオ、これから(コロナ禍ではっきりすること・その4)

夕方に、友人のAさんからメールがあった。
こんなことが書いてあった。

Aさんの友人(女性)が、コロナ禍で旅行に行けないものだから、
かわりに、SACDプレーヤーとプリメインアンプを買った、とのこと。

機種名は書かないが、二つあわせると六十万円ほどする。
買ったのはオーディオ専門店ではなく、ヨドバシのオーディオ・コーナーである。

六十万だから、海外旅行を予定していたのだろうか。
旅行に行けない、そのまま貯金にしておくか、
それとも、こうやって別の楽しみに使おうか、
意外に後者は少なくないのではないだろうか。

別の楽しみは、人によって違う。
Aさんの友人は、オーディオ(音楽を聴くこと)を選んだ。

そして選ばなかったのはオーディオ専門店での買物であって、
選んだのはヨドバシでの買物である。

Aさんのメールには、店員がとても親切だった、とあった。
だろうな、と思う。

大型量販店がいいとは考えていないが、
少なくともヨドバシで、私は不快な気持になったことはない。

それにヨドバシではポイントがつく。
10%だとすれば、ポイントで家電製品が買える。
これも大きいことだ。

コロナ禍は長引くであろう。
Aさんの友人のような例が、これからも出てくるように思う。
それほど多くはないにしてもだ。

でも、そういう人たちの多くは(ほとんどは)、
オーディオ専門店では買わないような気がする。

Aさんの友人の例は、たった一例にすぎない──、と言い切れるのか。

Date: 8月 6th, 2021
Cate: 日本のオーディオ

日本のオーディオ、これから(こんなことが起っている・その3)

今回の件は、どういう経緯でこれらの製品(ジャンク)が市場に出てきたのか、
そのへんの事情を知らずにヤフオク!で落札した人からすれば、詐欺といっていい。
となると事件なのではないだろうか。

いちばん悪いのは転売ヤーということになるだろうが、
中古オーディオ店は、買う時も売る時もわかっていたはずだろうから、
そうとうに悪(ワル)だといっていい。

以前、菅野先生がいわれていた。
オーディオの世界を悪くしているのは、オーディオ店だ、と。

もちろんすべてのオーディオ店が、ということではないのは、
話された菅野先生も聞く私もわかったうえでの話なのだが、
菅野先生の、このときの表情を私は忘れられないでいる。

そして、今回の、この事件のことを書きながら、以前書いたことを思い出していた。

2010年8月13日に、twitterに下記のことを投稿した。
     *
オーディオ業界もマネーゲームに翻弄されている、ときく。それによって復活するブランドもあれば、没落していくブランドもある。なのに、オーディオ誌は、そのことに無関心を装っているのか、関係記事が出ることもない。オーディオは文化だ、というのであれば、きちんと取材し報道すべきだろう。
     *
これに対して、あるオーディオ評論家から反論があった。
そんなことにステレオサウンドの読者は関心をもっていない、有意義な記事にはならない、と。

今回の事件のことも、オーディオ雑誌は記事にしないだろう。
オーディオ雑誌の編集者のなかには、すでに、この事件を知っている人もいるかもしれない。
それでも、どこも記事にはしないように思えてならない。

きっと十一年前に、
そんなことにステレオサウンドの読者は関心をもっていない、といってきたオーディオ評論家は、
今回も同じことをいうだろう。

有意義な記事にならない、とまたくり返すだろう。

オーディオ雑誌の編集者も、同じことをいうのだろうか。
そんなことに、うちの本の読者は関心をもっていない、と。

でも、今回被害にあった人たちのなかには、
オーディオ雑誌の読者もきっといることだろう。

Date: 8月 6th, 2021
Cate: 日本のオーディオ

日本のオーディオ、これから(こんなことが起っている・その2)

きちんとしたメーカーであれば、製品化のためにいくつかの試験を行う。
ある一定の高さから落下させたりそういった類の耐久試験をやる。

そういった試験が行われた機器は、破損する。
破損したモノを修理して売るわけにはいかない。

廃棄処分するしかない。
廃棄処分といっても、昔といまでは大きく違っている。

産廃業者に依頼することになる。
おそらくだが、そのオーディオメーカーから産廃業者へは処分費が払われているはずだ。

リサイクルできるモノが大きく含まれていれば、
買い取りと処分費を計算して、差額を産廃業者が請求したり、
産廃業者が支払ったりするはずだ。

今回の件は、メーカー側が産廃業者ときちんと契約して費用を支払っている、と思われる。

にも関らず、この産廃業者は、
引き取った、いわゆる産廃を中古オーディオ店に売っている。

つまりメーカーからと、中古オーディオ店からと、
その両方からお金を受けとっているわけだ。
横流しであり、メーカーとの契約違反のはずだ。

買い取ったオーディオ店も、そのへんの事情はわかっていたようだ。
だから、シリアルナンバーを消して売っている。

しかも、そのオーディオ店のウェブサイトでは、
過去に販売した中古オーディオ機器の履歴も、情報のひとつとして公開している。

なのに、今回のジャンクに関しては、その履歴を完全に消してしまっている。
ということからも、このオーディオ店は産廃業者が横流ししたことをわかっていたと思う。

中古を扱う店なのだから、この店自体も産廃業者を使っているであろう。
そのへんのシステムも知っているとみていい。

処分を依頼したメーカーからすれば、産廃業者と中古オーディオ店の行いは、
もうグレーゾーンではないはずだ。

これらのジャンクを購入した転売ヤーは、まとめて購入したのだろうか。
かりにそうだとしたら、この中古オーディオ店は、何も怪しまなかったのか。

私の憶測でしかないが、このオーディオ店は、かなりわかっていたうえで、
それらのジャンクを売ったように思われる。

最初にやってはいけないことをしたのは、横流しの産廃業者なのだが、
この中古オーディオ店は、見ようによってはかなり悪質ではないだろうか。

Date: 8月 6th, 2021
Cate: 日本のオーディオ

日本のオーディオ、これから(こんなことが起っている・その1)

二ヵ月ほど前だったか、
ある人のソーシャルメディアへの投稿は、
ある中古オーディオ店へのリンクが貼ってあった。

クリックすると、ある特定のメーカーのジャンクといえる状態のオーディオ機器が、
アンプ、プレーヤー、CDプレーヤーなど、かなりの点数が表示される。

あきらかに故障している、というより破損している状態の機器ばかりである。
どういうことなのだろうか、と思いつつも、
それらに付けられている価格は、非常に安価だった。

あれはなんだったんだろう……。
そう思いはしたが、それ以上、投稿した人に訊ねることもしなかった。

今日、少しばかり詳細を知った。
あるメーカーが耐久試験を行ったオーディオ機器を大量に処分した。
これをある廃棄業者がまとめて引き取っている。

通常ならば、廃棄業者は、それらの京浜を部品ごとにバラバラにして、
使える材料とそうでないモノとに分類していく。

ところが、この廃棄業者は、これらの破損したオーディオ機器を、
ある中古オーディオ店に横流しした。

私が少し前に見たのは、そういう廃棄処分されたオーディオ機器だったわけだ。

その店はジャンクとして売った。
ここまでなら、あえて書くようなことはしない。

ところが、これらのジャンクを大量に購入した転売ヤーがいた。
彼らは不具合の隠したまま、ヤフオク!に出品。

そういう事情を知らない人たちが落札。
届いたモノは、ヒドい状態のモノ。当然トラブルになっている──。

そういうことである。

どのメーカーなのか、どのオーディオ店なのかも聞いている。
今回は固有名詞は出さない。

Date: 7月 30th, 2021
Cate: 日本のオーディオ

リモート試聴の可能性(その11)

(その3)で、
自分のシステムの音を一度録音して、そのシステムで再生すると、
音の癖が二倍に強調される、というコメントがあったことを書いている。

なぜ、そうなるのか。
何を聴いているのか、ということにつきる。

つまり、そこで鳴っている音とそこで聴いている音の違いである。

自分のシステムで音楽を聴く、音を聴く。
それは、そこで聴いている音である。

自分のシステムの音をマイクロフォンで拾って録音し、
それをまた再生して聴くのは、そこで鳴っている音である。

マイクロフォンが捉えているのは、あくまでもそこで鳴っている音である。
もちろん、そこで鳴っている音すべてをマイクロフォンが捉えているわけではないが、
それでも、そこで鳴っている音をマイクロフォンは捉えている。

マイクロフォンが、そこで聴いた音を、われわれはオーディオを介して聴いているわけではない。

では、自分のシステムの音を、
誰か録音のプロフェッショナルに録ってもらったら、どうなるのか。

これは考えていくと、なかなかおもしろいことである。

Date: 7月 6th, 2021
Cate: 日本のオーディオ

日本のオーディオ、これから(取り残されてきているのか・その4)

1月に発表され販売されていたHiByのFC3が、
半年経って、ようやく日本の輸入元、飯田ピアノが扱う、と発表になった。

特殊な製品で製品サポートに難しい面があるというのであれば、
体制が整うまで取り扱いを先延ばしにするというのならばわかるが、
FC3はそういう類の製品ではない。

なのに、どうして半年も、取り扱いを始めるのにかかったのだろうか。
私を含めて、欲しいと思った人は、すでに海外のストアから購入している、と思う。

それに今回の発表をみると、
付属するケーブルはUSB-C to USB-CとUSB-A to USB-Cである。

私が購入したサイトでは、オプションで、Lightning to USB-Cケーブルを選べた。
iPhoneユーザーにとっては、Lightning to USB-Cケーブルは便利である。

日本はきめ細かなサービスを得意とする、といわれたのは、ずいぶん昔のこと。
いまのところ、飯田ピアノのサイトをみるかぎり、
Lightning to USB-Cケーブルは用意されていないようである。

中国のストアでは、発売開始から用意されていたものが、
日本の輸入元ではない。

輸入元のサポートを必要としない製品ならば、どちらから買うのか。

Date: 6月 1st, 2021
Cate: 日本のオーディオ

日本のオーディオ、これから(コロナ禍ではっきりすること・その3)

今日から6月。非常事態宣言も多少は緩和される(はずだ)。
映画館も、ようやく営業開始。

今日の午前中は、明日必要になりそうなモノを買いに秋葉原に行っていた。
ヨドバシのオーディオ・コーナーも寄ってみた。

秋葉原のヨドバシのオーディオ・コーナーにはいくつかの試聴ブースがある。
試聴ブースといっても、壁、ドアなどで完全に区切られたスペースではない。

なのに、東京都の要請により、ということで、試聴ブースは使えないようになっていた。

東京都の感覚では、オーディオは不要不急のモノということなのだろう。
それにしても、試聴ブースが密室になるというのならば、しかたないと思うけれど、
ヨドバシの試聴ブースはそうではない。

しかも今日は平日である。
混みあうであろうと土日のみがそうであるのならば──、
といってもヨドバシのオーディオ・コーナーが混みあっているのは見たことがない。

Date: 5月 27th, 2021
Cate: 日本のオーディオ

日本のオーディオ、これから(ヤマハ A-S2100を聴いて)

「audio wednesday(番外)」で書いているように、
昨晩は、赤塚りえ子さんのところに行っていた。

赤塚さんのところのアンプは、ヤマハのプリメインアンプ、A-S2100である。
このアンプを選んだ経緯は、
別項「オーディオ機器を選ぶこと(プリメインアンプの場合)」で書いている。

今回もそうだし、前回、前々回のときもそうだったのだが、
ヤマハのA-S2100の実力は、高いと感じているし、感心もしている。

昨晩、一緒に聴いていた写真家の野上真宏さんも、
「ヤマハ、いいアンプだね」といわれていた。

システムをきちんとしていくたびに、その感は強くなる。
特に、昨晩は電源コードを交換した音を聴いて、ますますそう思うようになった。

A-S2100と同クラスのプリメインアンプを比較試聴する機会はないし、
他社製の同クラスのプリメインアンプを単体で聴く機会もほとんどない。

なので、このクラスのプリメインアンプの実力に関しては認識不足といわれれば、
否定しないのだが、ヤマハのアンプの実力をみくびっていたな、と反省もしている。

他社製の同クラスのプリメインアンプも、A-S2100と肩を並べるくらいなのか。
それとも違うのか。

そのへんは、比較試聴の機会のない私にはなんともいえないところなのだが、
日本のオーディオの、これからに期待がもてるだけの音をA-S2100は聴かせてくれている。

Date: 5月 21st, 2021
Cate: 日本のオーディオ

日本のオーディオ、これから(コロナ禍ではっきりすること・余談)

一ヵ月ほど前に、フェイスシールドをつける機会があった。
使い捨てタイプで、文房具、事務機器などでよく知られている会社のモノだった。

かけてみて気づいたのは、この会社にはオーディオマニア、
もしくは音に敏感な人はいないのか、ということだった。

いるのかもしれない。
けれど、この使い捨てのフェイスシールドに関っている人たちのなかには、一人もいないのだろう。

このメーカーのフェイスシールドをして話すと、
自分の声で、フェイスシールドのペナペナの透明なところが部分的に共振する。
そのせいで、自分の声がビリつくように、自分の耳にきこえてしまう。

すべての帯域ではなく、ごく一部の周波数の範囲で共振しているのだが、
ビリついたときは、ほんとうに耳障りで話すのをやめたくなるほどだ。

衛生的にも使い捨てがいいのはわかる。
使い捨てだから、厚みを増したり、素材を変更したりすれば、
価格に反映されてしまうのもわからなくはない。

それでも、このビリつきがもたらす気持悪さはけっこうなものだ。
この会社のひとたちは、誰もそんなふうに感じないのか。

音に関することは軽視されがちなことが多いのを、こんなところでも感じていた。

Date: 5月 4th, 2021
Cate: 日本のオーディオ

日本のオーディオ、これから(韓国、中国は……・その13)

facebookにはChi-Fiのグループがある。
ひとつだけではない。

AliExpressをみれば、Chi-Fiのラインナップの多さはけっこうものだ。
一人ですべてを追って行くのはかなり大変で、情報交換の場を求めてなのだろう。
facebookにChi-Fiのグループができて当然だと思う。

そろそろ日本のオーディオ雑誌も、Chi-Fiを無視できなくなってきているのではないだろうか。
記事でまとめて取り上げるところも出てきても不思議ではない。

ステレオサウンドは、まずやらない。
オーディオアクセサリーも、やらないと思っている。
なぜかといえば、広告に結びつかない(つきにくい)からだ。

やるとすればステレオかな。
いまのステレオ編集部なら、Chi-Fiオーディオをまじめに取り上げるだろう。

中国のオーディオ(Hi-Fi)がChi-Fiなら、
韓国はK-Fiとなるかといえば、ならないだろう。

Chi-Fiは、Hi-Fiをもじっている。
国名の頭文字をとっただけではなく、「i」があってこそだ。

韓国(Korea)、日本(Japan)にもiはない。
K-Pop、J-Popのように、K-Fi、J-Fiとはいわない。

Chi-Fiがあるのだから、Tai-Fi(Taiwan Hi-Fi)も登場してくるのだろうか。

Date: 5月 3rd, 2021
Cate: 日本のオーディオ

日本のオーディオ、これから(韓国、中国は……・その12)

Chi-Fi。
Chinese Hi-Fiの略である。

Chi-Fi Audio、Chi-Fi Amp、Chi-Fi DACといった使われ方がされている。
いつごろ出来たのか。
私が知ったのは、ついさきほどだった。

Chi-Fiは、英語圏で使われている。
AliExpessのお客様のレビューを見ればわかるが、
世界各国の人が購入している。

オーディオマニアであれば、どこの国の人であろうと、
AliExpressのオーディオは面白いはずだ。

おもしろいといえば、AliExpressと同じ中国の通販のwishは、
オーディオに関しては、つまらない。

オーディオに関しては、それも自作に関することであれば、
いまのところAliExpressが上である。

Chi-Fi、あまり語感がいいとは思っていない。
それでも、このChi-Fiは、High end Audioの対義語なのかもしれない、とも思っている。