Date: 9月 26th, 2009
Cate: ちいさな結論, 岩崎千明, 菅野沖彦, 複雑な幼稚性
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ちいさな結論(その1)

5年前だったはずだが、菅野先生に、「敵は己の裡(なか)にある。忘れるな」と、言われた。

胸に握りこぶしを当てながら、力強い口調で言われた。
この、もっともなことを、人はつい忘れてしまう。
この菅野先生の言葉を思い出したのは、岩崎先生がなぜ「対決」されていたのか、
なに(だれ)と対決されていたのか、について考えていたからだ。

「自分の耳が違った音(サウンド)を求めたら、さらに対決するのだ!」

岩崎先生の、この言葉にある「違った音(サウンド)」を求めるということは、どういうことなのか。

「複雑な幼稚性」(その3)で、「人は音なり」と書き、悪循環に陥ってしまうこともあると書いた。

悪循環というぬるま湯はつかっていると、案外気持ちよいものかもしれない。
けれど、人はなにかのきっかけで、そのぬるま湯が濁っていることに気がつく。
そのときが、岩崎先生の言われる「違った音(サウンド)」を求めるときである。

4 Comments

  1. FATDOGFATDOG  
    9月 27th, 2009
    REPLY))

  2. 厳しさを外に向けるということは
    自分の弱さを誤魔化しているということですね。
    とてもよく分かります。

    1F

  3. AutoGAutoG  
    10月 2nd, 2009
    REPLY))

  4.  岩崎千明で検索してたらこの素晴らしい青春の日々に出会えるブログに遭遇しました。若き時代、岩崎さんの中野の地下室の常連でした。JBLという3文字では何となくシックリしません、「ジムラン」と呼びたいですね。ビッグバンドのホーンセクションの炸裂で175DLH、後のLE85ともにダイヤフラムが吹っ飛びました。永福の山水からパーツが届く?までは片ch、D130だけでフツーにレコード廻してましたね。そういう店でした。会話は曲間のみ、あとは手話でしたよ。あの日々が自分のオーディオの原点ですね。小金井の部屋にも踏み込んだことがありました。早逝、残念です。ブログの継続、願っております。

    2F

  5. AutoGAutoG  
    10月 5th, 2009
    REPLY))

  6. 岩崎門下生

    3F

    AutoGさま
    コメント、ありがとうございます。
    去年の春ぐらいまでは「岩崎千明」で検索していただくと、私のサイトがトップに表示されていましたが、
    いまではお天気キャスターの同姓同名の方に関するものばかりヒットして、
    私のサイトやブログが上位に表示されなくなっている中で、見つけていただきありがとうございます。
    五味先生と岩崎先生には、一度でいいからお会いしたかったと思っていますから、
    岩崎先生の門下生だったAutoGさんが、うらやましく思えます。
    岩崎先生に関して、お聞きしたいことがありますので、後日、メールいたします。
    ここ数日、ひどくくたびれていますので、週半ば以降になると思います。

    4F

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