2008年ショウ雑感(その2・続々続々補足)
真空管パワーアンプ(もしくはプリメインアンプ)で、
重量物であるトランスをシャーシー中央に集めたコンストラクションは、MC2301以前にもある。
2008年はじめにエソテリックから登場したA100がまさにそうで、こちらはステレオ構成なので、
シャーシー中央に、電源トランスは1個、出力トランスは2個、計3個のトランスを配置している。
基本的な考え方は、MC2301とA100は同じである。
おそらくマッキントッシュからこれから出てくるであろうパワーアンプは、
MC2301と同じコンストラクションとなる可能性が高いと考えられるし、
ステレオ構成で、3つのトランスということになると、A100と相似のコンストラクションになるであろう。
ただトランス3個を、一直線に配置する場合、どういう順番で並べるかで、違いが出てくる。
A100は、フロントパネルのすぐ裏に電源トランス、そして出力トランス2個は、
ひとつのシールドケースにまとめて収められている。
つまり電源トランス、出力トランス、出力トランスという配置である。
これとは別に、出力トランス、電源トランス、出力トランスという配置も、ある。