Date: 8月 12th, 2009
Cate: MC2301, McIntosh, ショウ雑感
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2008年ショウ雑感(その2・続補足)

MC2301に、これほど注目している理由のひとつとしてあげたいのは、重量バランスのよさである。

真空管のパワーアンプの場合、電源トランス、出力トランスという重量物が、モノーラル構成だと最低でも2つ、
ステレオ構成だと最低でも3つ必要となり、トランス同士の相互干渉を防ぐとともに、
いかにシャーシー上に、重量的なアンバランスが生じないように配置するのは、
内部配線との絡みもあって、そう簡単には解決できない問題である。

それに真空管アンプの場合、トランスの配置が、見た目の問題にも大きく関わってくるから、
よけいにやっかいともいえる。

マッキントッシュの真空管アンプをみてみると、トランス類はたいていシャーシーの片側にまとめられている。
MC275もそうだし、モノーラル機のMC75もそうだ。さらに古いMC30でも片側によっている。
これはなにもマッキントッシュの真空管アンプだけのことではない。
マランツの♯2や♯9でも、どちらかに片寄っていて、実際に抱え上げると、
かなりの重量的なアンバランスさを感じとれる。

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