ALTEC 604-8G + Sansui EC10(その3)
JBLの2220Bの重量は7.7kg。アルテックの604-8Gは15.4kgと、2220Bのほぼ二倍。これだけの違いでもフロントバッフルへの加重、つまりテンション(ストレス)はずいぶん違うのだが、2220Bの奥行きは14.9cm、604-8Gは28.3cmと、これも二倍ほどある。
同じ重量であっても、奥行きの長短でフロントバッフルへの加重は違ってくるのに、重い604-8Gの方が奥行きが長いのだから、フロントバッフルだけで604-8Gを支えるのは、フロントバッフルの響きを相当に殺す(歪める)ことになるだけに、604-8Gの後方を、何らかの方法で支えることで、フロントバッフルへの負担を減らすことが重要となる。
同じことは、ホーンとドライバーの組合せでもいえる。JBLの375+537-500の組合せでは、ドライバーとホーン、金属製の脚を共締めしている。
375+537-500では、この部分の脚と音響レンズ後方の脚とで全体を支えている。375の重量は11kgを超える。これだけの重さのモノが、いわば宙ぶらりんとなっている。
375+537-500は前後の金属製の脚を含めての形に魅力があるとは思っているが、375の重量をなんらかの方法で軽く支えることで、音はずいぶんと変化する。
支えるといっても、強く突っ張ってしまうと必ずしもいい結果にはつながらないから、あくまでも軽く支えるくらいがいい。
四谷三丁目の喫茶茶会記でaudio wednesdayをやっていた時、アルテックのホーンとドライバーは、ここで述べたのと同じ考えで全体の重量を支えていた。
604-8Gでも、そうする。