ALTEC 604-8G + Sansui EC10(その1)
アルテックの604-8Gのためのエンクロージュアをどうしようかとあれこれ探していた時、ヤフオク!を眺めている時間は長くなっていた。
アルテック純正の620A、620Bエンクロージュアが出品されているのも何度か見ている。
落札しようかと思いながらも、いまひとつ決心がつかなかったのは、オリジナルであることの面白みが欠けること、それにネットワークはオリジナルを使うつもりは最初からなったから、フロントバッフルに開けられているネットワーク用の開口部をどうするかが、主な理由だ。
不要な開口部はメクラ板でふさげばいいのだが、このメクラ板の仕上げをどうするか。黒で塗るにしても、なんとなくしまらない感じがする。
何度も入札の一歩手前で留まっていた。次に目をつけたのは、タンノイなRectangular Yorkのエンクロージュアだった。620エンクロージュアよりも少しばかり小さいのも気に入っていた。
ヤフオク!には、620エンクロージュアよりも出ている。それらを眺めていて気づいたのは、フロントバッフルのユニット取付用開口部の中央、垂直に補強桟が入っているモノとないモノとがある。
Rectangular Yorkは、私がオーディオに興味を持つ以前の製品ということもあって、詳細をそれほど知らない。とはいえ、この違いは気になる。
Rectangular Yorkで画像検索していくと、搭載ユニットがHPD385に変更になってから、この垂直の補強桟が設けられたようである。
なぜかというと、HPD85になりユニットの重量が増している。アルテックもタンノイの同軸型ユニット、特にアルニコ時代のモノは重いだけでなく、ユニットの奥行きも長い。
このことはフロントバッフルへの荷重が、かなりあるというこたで、それだけフロントバッフルにはテンション(ストレス)がかかっている。
おそらくだが、開口部垂直の補強桟がなければ、HPD385になってからの荷重に、Rectangular Yorkのフロントバッフルは耐えられなくなっていたのだろう。
フロントバッフルへの荷重が増してテンションも大きくなると、フロントバッフルの響きは、それまでとは違ってくる。