My Favorite Things(自転車篇)
7月は、ツール・ド・フランス。
一週間後が最終ステージとなるが、今年の総合優勝(マイヨ・ジョーヌ)は、もう決まったといえる。
私がツール・ド・フランスのテレビ放送を見たのは、1993年が初めてだった。フジテレビが深夜にダイジェスト版をやっていた。
自転車雑誌を買うようになったのは、1994年夏からだった。ツール・ド・フランスの特集号だった。
初めて手にする雑誌は、知らないことの方が多い。記事だけでなく広告も隅々まで読んでいた。
いまも憶えているのは、フランスのメーカー、LOOKの広告だった。KG196という、カーボンモノコックのフレームのカラー広告で、そのカッコよさの衝撃は大きすぎた。
いまでもKG196のことを思い出しては検索して、このくらいで買えるのか(もちろん中古)とあれこれ妄想するほど大きかった。
KG196はその後、KG296、KG396と改良されていったけれど、私にとってはやはりKG196が、いまでも一番カッコよく見えてしまう。
自転車としての性能は、いまのカーボンフレームの方がずっと軽量だし、乗って速いはず。
KG196は、完成車重量はフレームのサイズにもよるが、9kg台後半で、今どきの軽量ロードバイクよりも3kgほど重い。
それにカーボンのグレードも違うのだから、競技用のフレームとしては、三十年前のモノということになってしまうのはわかった上で、やっぱりKG196はいいなぁ、と思う。