My Favorite Things(カセットデッキ篇・その9)
こうやってカセットデッキのことを振り返って書いていると、気づくのは、チューナよりもカセットデッキには関心があまりなかったことだ。
いいなぁと思っていたカセットデッキは、いくつかある。思い出すままにあげていくと、
テクニクスのRS-M88、ラックスの5K50Mなどがそうだけど、どうしても手に入れたいという気持は持てなかったことに改めて気づく。
そんな私でもスチューダーのカセットデッキが、今でも欲しいと思うのは、
(その2)で引用した瀬川先生の文章がなせるわざといえる。
なのにルボックスではなくスチューダーなのかといえば、CDプレーヤーで、ルボックスとスチューダーの音の違いを聴いて知っていたからだ。
ルボックスからB225が登場し、その音を聴いた時は唸ってしまった。CDからも、こういう音が出るのか、と。
しばらくしてB225のスチューダー版A725が登場した。
B225をベースにさちモデルなのに、そこにはコンシューマー用とプロ用機器の違いが、やはりある。
B225はD/Aコンバーターに、フィリップスのTDA1540を採用していた。14ビット仕様だった。
16ビット仕様のTDA1541が出て、B225はB226へとヴァージョンアップした。
スチューダーのA725もA727へとアップした。ここにもルボックスとスチューダーの違いは、やはりあった。
だからカセットデッキもルボックスのB710ではなくて、スチューダーのA710が欲しい。