McIntosh MAC7200
ここ十年くらいのマッキントッシュの新製品には、首を傾げたくなることが多かった。
それは私だけの感想なのかもしれないとは思いつつも、ゴードン・ガウというリーダーを失ってずいぶん経つと、こんなふうになってしまうのか……が、偽らざる感想だ。
一時期は、マッキントッシュのウェブサイトを定期的に見ていた。今度はどんな新製品を出してきたのか──、そこにはいい意味での期待を持って、ではなかった。
そんなこともやめてしまって数年。久しぶりにマッキントッシュのウェブサイトを見たら、MAC7200を見つけた。
プリメインアンプのMA7200ではなく、MAC7200である。古くからのオーディオならば、この型番を見て、すぐにレシーバーだと気づく。
私もその一人なのだが、それでも、この時代にレシーバーの新製品? と思う。
マッキントッシュはチューナーの新製品も、いまだに出してくるメーカーだから、その可能性はあったといえるけれど、
それでもレシーバーの新製品を出してきたとなると、今度はいい意味で驚かされた。
1970年代、マッキントッシュのレシーバー、MACシリーズは、日本でも発売されていた。とはいえ、パネルフェイスを見てもわかるし、オートフォーマーを搭載していないことからもわかるように、
マッキントッシュのラインナップとしては普及機だった。
それにMACと型番につくことから、マックとも呼ばれていて、マッキントッシュとして、そう呼ばれたくない、という話を、ずっと以前に聞いている。
その型番を復活させているが、当時のMACシリーズとは違い、MA7200をベースにしているから、パネルフェイスは同じ。
もちろんオートフォーマーも搭載していることからもわかるように、以前のMACシリーズとは違う。
SPDIFとUSBのデジタル入力を持ち、フォノ入力もMM型、MC型に対応し、FM、AMも受信できる。
日本での発売は可能性としては低いだろうが、MAC7200の登場は、私にとってはマッキントッシュを見直すきっかけになるかもしれない。