シングルボイスコイル型フルレンジユニットのいまにおける魅力(その21)
釣りの世界では、「フナに始まりフナに終わる」と言われている。
釣りを趣味としない私でも知っているくらい、昔から言われているし、今もそのようである。
釣りをやったことはこれまで二回だけの私だから、「フナに始まりフナに終わる」、このことについて書こうとは思っていない。
ただ、これをオーディオの世界にもってくるとしたら、フナは何になるのか。
蓄音器(それもアコースティック蓄音器)なのか、
真空管なのか、それとも「アナログ」となるのか。
何になるのか。私は、ここでのテーマであるフルレンジユニットが、まず浮ぶ。
「フルレンジに始まりフルレンジに終わる」がまず頭に浮かぶけれど、
ここでのフルレンジとは、どういうフルレンジユニットなのか。
このこともすんなり浮かぶ。ロクハン(6.5インチ口径)のフルレンジユニットであり、
トゥイーターとの同軸型はここには含まれない。
ダブルコーンでもシングルコーン、どちらでもいいし、センターキャップに金属ドームを採用していてもいい。
シングルボイスコイルであれば、いい。
では振動板の材質は? となると紙にこだわる気はないが、紙が、やはり一番にくる。
口径は4インチでも8インチ、10インチでもいいでは、と言われらば、あえて反論はしないけれど、私は、ここでは6.5インチ口径のシングルボイスコイルのフルレンジユニットが、釣りのフナに当たると感じている。
私が中学生の頃に買ったラジカセは、6.5インチ口径のフルレンジユニットが入っていた。
2ウェイのラジカセが出始めていたように記憶しているが、購入した(できた)のは、フルレンジユニット一発ラジカセだった。