エリー・アメリングの「音楽に寄せて」
1933年2月8日生れのエリー・アメリングは、今年生誕90年。
ということで、29枚組のCDボックスが発売になった。
e-onkyoでもリマスターでの配信が、今日から開始になっている。
TIDALでは?
ほとんど期待していなかったけれど、いちおう見てみた。
するとMQAでの配信が始まっている。
フィリップスへのデジタル録音だったアルバムも、MQAになっている。
アメリングによる「音楽に寄せて」は、
ステレオサウンドの試聴室で数え切れないくらい聴いている。
名曲なのは承知している。
とはいっても、一日に何度もくり返し、しかもそういう日が続く。
そういう聴き方をしてきただけに、
アメリングの「音楽に寄せて」は、かなりながいこと聴いてこなかった。
それが昨年あたりから、ふたたび聴くようになった。
聴くたびに、MQAだったらなぁ、とおもっていた。
それでも1982年のデジタル録音だけに、MQAでの配信は、
ソニー・クラシカルではないのだから、まずないだろうなとなかばあきらめていた。
そこにMQA(48kHz)で配信。
フィリップスへの録音だったから、デッカからのリリースということになっている。
デッカは、ドイツ・グラモフォンと同じユニバーサル・ミュージック。
別項で書いているようドイツ・グラモフォンは、
MQAでの配信をやめてはじめている。
その一方で、新譜はMQAでの配信だったりして、
MQAをやめるのか継続するのか、
なんともはっきりしないドイツ・グラモフォンの態度を見ているだけに、
今回のMQAでの配信は、意外でもあり嬉しいことでもある。