サイズ考(LPとCD・その5)
(その1)を書いたのは2014年10月14日。
これを書き始めた時は、いずれインターネットを介して音楽を聴くようになるとは思っていたけれど、
まだパッケージメディア(LPとCD)で音楽を聴いていた。
(その4)が2017年1月31日だから、この時点でもLPとCDだけだった。
e-onkyoから購入しダウンロードして聴くようになったのは、2019年12月からだし、
TIDALで聴くようになったのは2020年からだ。
TIDAL、e-onkyo、どちらで聴くにしても、
LPのサイズ(30cm)、CDのサイズ(12cm)、そういう感覚はここにはない。
サイズがないからだ。
かろうじてサイズを感じるといえば、それはiPhoneのサイズである。
iPhoneで聴くこともあるし、コントローラーとして使うからなのだが、
そうであっても、LP、CDのサイズ感とiPhoneのそれとを同じように感じているのかといえば、
そうではないようだ。
(その3)で、オーディオのサイズに関してはLPの直径が深く関係しているようだ、
と書いた。私の場合ではあっても、そうである。
若い世代になると、CDの12cmが、その基準となるのかもしれない。
だとすれば、LPもCDも体験せずに、
最初からストリーミングで音楽を聴くようになった世代にとって、
オーディオのサイズの基準となるのは何なのだろうか。
そんなものは、もうないのだろうか。