カラヤンのマタイ受難曲(その6)
カラヤンのバッハを積極的に聴きたいかというと、そうではない。
カラヤンのマタイ受難曲(ドイツ・グラモフォン盤)も一度聴いたきりである。
一ヵ月ほど前、TIDALであれこれ検索していて、カラヤンのフーガの技法を偶然見つけた。
1944年の録音である。
こんな録音があったのかと、Googleで検索すると、
五年ほど前に録音が発見されてCDが発売になっていることを知る。
気づいていなかった。
気づいていたら、おそらくCDを買って聴いていただろう。
TIDALで聴いた。
カラヤン指揮によるバッハのマタイ受難曲は、
ドイツ・グラモフォンによる1972-73年にかけてのステレオ録音のほかに、
1950年のモノーラルのライヴ録音がある。
1950年録音は、カスリーン・フェリアーが歌っているので、
アナログディスクでももっていた(ただし音はひどかった)。
CDになってからも購入した(まだこちらの方が音はまともになっていた)が、
くり返し聴くことはほとんどしていない。
1944年のフーガの技法は、これから先、何度か聴いていくように感じている。