Date: 7月 21st, 2020
Cate: 価値・付加価値
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オーディオ機器の付加価値(その12)

昨年、TX1000を8,500,000円で出品した人、
8,500,000円で落札した人、
今回10,000,000円で出品している人、
彼らは、TX1000にそれだけの、オーディオ機器としての価値があると考えているのだろうか。

TX1000には、そんな価値はないと考える。
オーディオ機器として、それだけの価値はないと断言するけれど、
私には理解できない価格で売買する人がいるのは事実であり、
こうなると投資目的なのか、と思いたくなる。

昨年、TX1000を8,500,000円で出品した人、
8,500,000円で落札した人、
今回10,000,000円で出品している人は、資産価値でオーディオ機器を見ているのか。

オーディオ機器を買う際に資産価値を検討する──、
そういったことを聞いたのは、ステレオサウンドで働いていたころだった。
あるオーディオ評論家が、そういっていた。

それまでそういったことでオーディオ機器を選んだことはなかったし、
そんなことをきいたから、といって、資産価値は、ということで選んだことはない。

でも、そんな人たちが昔からいたのも事実である。

私だって、使ってきたオーディオ機器を手離すとなったら、
できれば少しでも高く売れれば、と思う。
それでも買った値段よりも高くなることなんて、まったく期待していない。

けれど資産価値を気にする人たちは、そうではない。
そんな人たちにとって、資産価値とは、そのオーディオ機器の付加価値として捉えているのか。
それとも本来価値として捉えているのか。

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