世代とオーディオ(略称の違い・その5)
オーディオの世界に若い人を──、
ということが今年のOTOTENのテーマとなっていた。
そして、こういうテーマになると、老害についてSNSにて発言する人が増える。
オーディオの世界における老害について、こまかく書いていこうとは考えていない。
ただ、ここでのテーマに沿って書けば、ないわけではない、と思っている。
(その1)で、世代による略称の違いについて触れた。
マークレビンソンを、以前は略すならばレビンソンだった。
いまではマクレビである。
オーディオテクニカはテクニカだった。
いまではオーテクである。
こんなふうに略すのが、いまの若い人のセンスなのか。
私や私の周りでは、センスのない略のしかただな、と思っているわけだが、
ここで、私が老害と考えるのは、
そんな若者にすんなり迎合してしまう人たちである。
老害といわれたくないのか、
若者に、妙な理解を示す人たちが少なからずいる。
でも、これは理解なのか、と思う。