菅野沖彦氏のこと(ステレオサウンド 210号・その2)
ステレオサウンド 210号、
黛健司氏の「菅野沖彦先生 オーディオの本質を極める心の旅 その1」。
ステレオサウンドのウェブサイトの告知で、その1とあったから、
短期連載になることはわかったし、
だからそれほどページ数を割いているわけではないだろうなぁ──、
そんなふうに勝手に思っていた。
そう思ったのは、209号掲載の柳沢功力氏の追悼文にもある。
209号には、原田勲氏の弔辞も掲載されていた。
けれど追悼文は柳沢功力氏だけだった。
柳沢功力氏の追悼文を読んで、これで終りなの?……、とおもっていた。
私と同じように感じていた人は、周りに少なからずいる。
210号以降で、菅野先生のなんらかの形で掲載されるだろうことは、予想できていた。
それでも追悼文があのくらいだったから……、
そう感じていたから、さほど期待していなかったところもある。
なので、黛健司氏の
「ベストオーディオファイル賞からレコード演奏家論へ」には驚いた。
「ベストオーディオファイル賞からレコード演奏家論へ」はサブタイトルである。
おそらく「菅野沖彦先生 オーディオの本質を極める心の旅 その2」では、
黛健司氏ではなく、他の方が書かれるのだろうか。
私個人としては、その2も黛健司氏に書いてほしい、と思っている。
どちらになるのかはわからない。
その2以降、書き手が変っていくのであれば、
誰であろうと、大変だろうな、と思う。