世代とオーディオ(It’s a Sony・その1)
上京したばかりのころ、行きたいところはいくつもあった。
秋葉原もそうだったし、銀座のソニービルのそのひとつだった。
昔は銀座に行けば、かなりの頻度でソニービルに寄っていた。
この十数年はめったに寄ることはなかった。
ソニービルも老朽化のため建替えになる。
2月12日まで、カウントダウンイベントとして「It’s a Sony展」を行っている。
まだ行ってないが、
インターネットのニュース系サイトGigazineで取り上げられていた。
この記事を読んでいて、スクロールする指が止った。
H型テープレコーダー(1951)のところで止った。
オーディオマニアならば、この写真を見てすぐにおかしいと感じる。
何がおかしいのかはあえて書かないが、
いまのソニーには、どこがおかしいのかがわかる人、
つまりオープンリールデッキの正しい扱い方を知っている人がいないようである。
わからなかったら、社内の誰か、わかっている人に訊ねることもしないのだろうか。
展示だから、この程度でいい、という判断なのだろうか。
いまの、それがソニー(It’s a Sony)なのか。
(2017年1月21日追記)
ソニーのH型テープレコーダーに関して、私の知識不足ときちんと確認せずに書いてしまった。
11月の開始時点では正しくなかったリールの取りつけは、
上記リンク先の写真が正しい。
このことは(その3)で書いている。