Date: 1月 21st, 2017
Cate: 世代
Tags:

世代とオーディオ(It’s a Sony・その3)

お詫びと訂正。

その1)でIt’s a Sony展でのH型テープレコーダーのリールの取りつけ方が間違っている、と書いた。
けれど現在の展示は正しい取りつけ方だということがわかった。

通常のオープンリールデッキのリールの回転は反時計回りである。
このことが頭にあったので、取りつけ方が間違っていると思ってしまった。
けれどH型テープレコーダーは、左側のリールは通常と同じ反時計回り、
右側のリールは時計回りという設計だそうだ。

つまり右側(巻き取り)側のリールには、
磁性粉が塗布されている面が外側にくるようにテープが巻かれる。
実はもしかすると時計回り? と一瞬思ったが、そうすると通常とは反対の巻き方になる。
そのままでは次の再生には使えない。
だから時計回りという可能性を、何も確認せずに排除して(その1)を書いてしまった。

ここにお詫びと訂正をしておく。

ただ11月にIt’s a Sony展が始まった時点では、
左右のリールともテープが巻かれている状態で、間違った状態での展示だったことも確認できた。
誰からの指摘があったのだろう、いまは正しい展示になっている。

それにしてもH型テープレコーダーは、なぜ右側のリールを通商とは逆の回転にしたのだろうか。
H型テープレコーダーで再生したら、巻き戻さなければならない。
使い手にそういう手間をかけさせても、技術的な、何からのメリットがあったからこそ、
ソニーは右側のリールを逆に回転させたのだろう。

結果として(その1)で間違ったことを書いてしまい、
その点は反省しているが、
でも書いたことによってH型テープレコーダーの特徴を知ることができた、ともいえる。

同時に(その1)を書いた二日後にKK適塾の三回目があったこともあり、
「安」という漢字と、ここでのテーマで世代について考えることもできた。

Leave a Reply

 Name

 Mail

 Home

[Name and Mail is required. Mail won't be published.]