KK塾(DNPのこと)
別項「続・再生音とは……(その15)」に、
オーディオの世界も、音による空気への印刷と捉えることができる、と書いた。
KK塾では毎回、DNPの社員によるプレゼンテーションがある。
今回もそうなのだが、このプレゼンテーションを見ていると、
印刷は出力であり、出力するためには入力が必要であり、
その入力されたものを処理する技術も必要になる。
このことを改めて実感する。
印刷といえば、やはり紙への印刷であり、
DNPにとっても紙への印刷がメインであっても、
印刷領域の拡大と、その精度は確実に進歩している。
オーディオの世界も入力、信号処理、出力からなる世界である。
だから、DNPの取組みをみていると、
もしかしたらDNPはオーディオの世界に進出することもできるのではないか、とさえ思えてくる。
そうなったら、既存のオーディオメーカーとは違う「印刷(出力)」を見せてくれそうな予感すらある。