続・再生音とは……(その15)
今日はKK塾の二回目だった。
五反田のDNPホールに行ってきた。
DNPはいうまでもなく大日本印刷のこと。
大日本印刷に関してのことは書く必要はないだろう。
昔、印刷といえば紙にインクで刷っていくものだった。
いまでも印刷と聞けば、紙への印刷を思い浮べがちだが、
印刷の領域は拡がっている。
LSIの製造も、一種の印刷技術であり、
DNPホールのある建物の一階には、さまざまな印刷物が展示してある。
そしてホログラフィックの展示もある。
ニケの女神像があり、その周囲にホログラフィックによる説明が映し出されている。
これは空気に光で印刷している、といえる。
今日はKK塾の開始前に、
大日本印刷の方による大日本印刷とルーヴル美術館との共同取組みについての説明があった。
ここでも光による印刷技術が表示された。
光による空気への印刷。
印刷領域はここまで拡大していることを感じていると、
オーディオの世界も、音による空気への印刷と捉えることができることに気づく。