GASとSUMO、GODZiLLAとTHE POWER(その2)
GASのGODZiLLAを聴く機会はなかった。
実物を一度見たことがあるだけだ。
いったいGODZiLLAは、どれだけ日本に入ってきたのだろうか。
それ以前に、どれだけ製造されたのだろうか。
Googleで画像検索しても、あまりヒットしない。
しかもそれらの写真は実物を撮ったものは、さらに少なくなる。
どうもアメリカでも、それほど売られていなかった(製造されていなかった)のではないか、
と、だから思ってしまう。
おそらくGODZiLLAを聴く機会は、これから先もないようだ。
もしあったとしても、そのGODZiLLAのコンディションが万全であるとはいえないだろうから、
GODZiLLAの音がどうであったのかは、ステレオサウンドに頼るしかない。
それでも一度はGODZiLLAを聴きたいと思っている。
それもGASのAmpzillaの各ヴァージョン、
それにジェームズ・ボンジョルノがGASを去った後に設立したSUMOのアンプ、
そしてコントロールアンプにはGASのTHAEDRAを用意して、これらのパワーアンプを聴いてみたい。
ステレオサウンド 52号にはボンジョルノのインタヴュー記事が載っている。
そこに略歴がある。
ハドレー、マランツ、ダイナコ、SAEでボンジョルノが手がけた製品名とともに、
GAS、SUMOでの製品名もとうぜんのことながら載っている。
だが、そこにはGODZiLLAの表記はないのである。
そういえば51号での新製品紹介記事にもボンジョルノの名前は出て来ていない。
52号の特集の試聴記事にもボンジョルノの名前は出て来ない。
ということはGODZiLLAは、ボンジョルノ設計ではないということになるのか。
ここを自分の耳で確認したいから、昔以上にいまボンジョルノのアンプを集めて聴きたいと思うのだ。