Date: 4月 21st, 2015
Cate: 正しいもの
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「正しい音とはなにか?」(デザインのこと・その1)

「正しいデザイン」と、前に書いた。
書いておきながら、「正しい音はなにか?」を書いていると、
「正しいデザイン」と書いていることのおかしさのようなものに気づく。

デザインとデコレーションは違う。
デザインとアートも、また違う。
その区別をはっきりとさせようとしていくと、
本来、デザインとは正しいモノ・コトであることに気づいたからである。

正しいモノ・コトの頭に、「正しい」とつけることのおかしさがある。
にもかかわず「正しいデザイン」と書いていかなければならないとも感じている。

あまりにも「間違っているデザイン」(それはもはやデザインとは呼べないけれど)、
「正しくないデザイン」も「正しいデザイン」と一緒くたに語られている。

デザインは正しいモノ・コトなのだから、あえて「正しい」とつける必要はないはずなのだ。
けれど、現実・現状としてはつけざるをえない。

デザインを好き嫌いで語ることが氾濫している。
これがなくならないかぎり、「正しいデザイン」といっていかなければならないのだろうか。

そしておもう、「正しい音」も、じつのところ同じだ、と。

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