オーディオ評論家の「役割」、そして「役目」(その9)
オーディオ評論という仕事は、彼が始めたといっても過言ではない。
彼は、それまでおこなわれていた単なる装置の解説や単なる印象記から離れ、
オーディオを、「音楽」を再生する手段として捉え、
文化として捉えることによってオーディオ評論を成立させていったのである。
長島先生が、サプリームNo.144に書かれた一節だ。
No.144は、瀬川冬樹追悼号。
「彼」とは瀬川先生のことだ。
瀬川冬樹からオーディオ評論は始まった。
私も、そうだと思っている。