一年に一度のスピーカーシステム(その1)
ワイドレンジ考の(その79)で、
こう書いた。
そうはいいながらも、ウェストミンスターを年に1回でいい、聴いていきたい、とも思う。
ウェストミンスターの音・響きにストレスにはまったく似合わない。
ストレス・フリーでウェストミンスターをうまく歌わせることができる人のところで、
ブラームスのレコードを1枚でいいから聴きたい。
いまはそう思っている。
タンノイのウェストミンスターだけではない、
他にも、実はいくつか一年に一度、その音を聴きたいと思っているオーディオ機器、
といってもおもにスピーカーシステムなのだが、それはいくつかある。
それがなんなのか、ひとつひとつあげていくことはしないけれど、
同じ一年に一度、と思いながらも、
少し違う意味の「一年に一度」のスピーカーシステムがある。
そのスピーカーシステムを自分のモノにしたい、とか、
そのスピーカーシステムの音を、
ウェストミンスターのようにブラームスのレコードを聴きたい、というふうに、
音楽と結びついての「一年に一度」ではなく、
自分のオーディオの腕を確認するためのスピーカーシステムとして、
一年に一度、自分での手で鳴らしてみたいスピーカーシステムがある。