マーラー 交響曲第二番
ショルティ/シカゴ交響楽団によるマーラーの交響曲第二番を、
ひさしぶりに聴いた。
「THE DIALOGUE」も約30年ぶりに今年聴いたけれど、
ショルティのマーラーの二番も、そうとうにひさしぶりである。
20代のころ聴いたCDは、
国内盤であっても、プレスは西ドイツの盤だった。
二枚組だった。
今回聴いた(昨晩のaudio wednesdayで鳴らした)CDは、
国内プレスの国内盤で、しかも一枚にまとめられている。
比較試聴すれば、音の違いはあるのだろうが、
とにかく鳴らしてみた。
第一楽章冒頭の低弦の鳴り方。
記憶に残っている鳴り方とは違うところもあるけれど、
大事なところで違っていたわけではなかった。
昨晩は、二回鳴らした。
一回目は、三枚目のディスクとして鳴らした。
二回目は終りごろに鳴らした(何枚目のディスクかは数えていない)。
時間としては三時間ほど経っている。
そのあいだにも、スピーカーのセッティングを少し変えている。
アンプも部屋も暖まっている。
スピーカーもほぼ鳴らし続けている。
一回目と二回目は、ずいぶんと違った。
一回目では、こういう録音を、この音量(けっこうな音量)だと、
いまのままではトゥイーターの075の鳴り方が厳しいなぁ、とも感じたが、
二回目では、そのあたりが随分と変化していた。
第一楽章を終りまで鳴らした。
「一本の映画を観ているようだった」という感想があった。
来年のaudio wednesdayでは、このディスクをかけることが増えそうであるし、
このショルティのマーラーの二番を、
喫茶茶会記の裏リファレンスディスクにしよう、と勝手に決めた。