2017年をふりかえって(その2)
今年をふりかえってのことでいえば、やはり「THE DIALOGUE」である。
菅野先生録音の「THE DIALOGUE」を、ひさしぶりに聴いた(鳴らした)。
「THE DIALOGUE」はステレオサウンドにも、試聴レコードとして何度も登場していた。
瀬川先生が熊本のオーディオ店に招かれて来られた時も、
菅野先生が一度だけこられたときも、「THE DIALOGUE」は鳴っていた。
私にとっての「THE DIALOGUE」は、JBLの4343とともにあった、といえる。
4343で聴いた「THE DIALOGUE」の音が、いまも基準となっているところが残っている。
それがいまも心象として刻まれているから。
今年「THE DIALOGUE」を、喫茶茶会記でのaudio wednesdayで何度鳴らしたことだろう。
それこそ耳にタコができるくらいに聴いている。
それでも、聴くたびにスリリングである。
前回よりも今回がよりスリリングであるように、
今回よりも次はもっとスリリングに鳴るようにこころがけている。
この試みは、今年だけではなく来年もしつこくやるつもりだ。