2017年をふりかえって(その3)
2017年は、Blu-Ray Audioにどう取り組むのかについて考え始めた年でもある。
2012年に、ショルティ指揮のニーベルングの指環の限定盤が発売になった。
新たにリマスターされた17枚組のCDの他に、
24ビット、96kHzのBlu-Ray Audioがついていた。
このころはまだBlu-Ray Audioを、
いつか本格的に導入することになるんだろうな……ぐらいの気持だった。
今年ドイツ・グラモフォンはBlu-Ray Audioに積極的である。
カラヤンのニーベルングの指環も、Blu-Ray Audioで出た。
他にもオペラがいくつもBlu-Ray Audioになっているし、
交響曲全集もBlu-Ray Audioとなっている。
ドイツ・グラモフォンが来年以降も積極的であれば、
Blu-Ray Audioの導入を真剣に考えなければ……、と今年になって思い始めた。
とはいえBlu-Ray Audioを再生するプレーヤーはどうするか。
多くの人が思い浮べるのは、あのメーカーのプレーヤーだろう。
どのメーカーなのかは書かないが、個人的に、そのメーカーのプレーヤーは使いたくない。
製品そのものがいいとか悪いとかではなく、
輸入元がどうもうさんくさく感じられて、はっきりいえば嫌いである。
それにそのメーカーの本国(どこが本国なのかもあえて書かない)のウェブサイトには、
違法ダウンロード先へのリンクが張られていたこともある。
音さえ良ければ、さらに安価であればなお良い、と思える人は、
そのメーカーのプレーヤーを使えばよいが、
私は別項「オーディオは男の趣味であるからこそ」で書いているように、
そんなモノは買いたくないし、使いたくない。
ならばパソコンでBlu-Ray Audioをリッピングして、という方法か。
そんなことを真剣に考え始めた一年である。