218(version 9)+α=WONDER DAC(その12)
ショートピンの効果は、218でも、アンプと同じようにあらわれる。
音のひろがりが、いちだんと増す。
聴感上のS/N比に配慮したシステムであればあるほど、
そこでの変化ははっきりとあらわれる傾向にある。
雜共振のかたまりのようなシステム、
つまり聴感上のS/N比の悪いシステムでは、
ショートピンの効果はそこまではっきりとは出ない傾向がある。
今回の218へのショートピンの効果が大きく感じられたのは、
218にこまめに手を加えてきたこと、
LAN用のターミネーター、200V駆動などの積み重ねなどが関係しているように思う。
ショートピンといえば、喫茶茶会記でのaudio wednesdayでは、
マッキントッシュのMA7900にも挿している。
MA7900にはフォノ入力が二系統ある。
使っていない端子に、常時挿してある。
audio wednesdayで使う場合に、CD端子にもショートピンを挿す。
メリディアンの218を使うようになってから、
218でレベルコントロール、トーンコントロールをするようになったため、
MA7900のプリアンプ部は使わずに、パワーアンプ部のみ、
つまりパワーアンプ入力端子に218を接続している。
こうやって使う場合に気をつけたいのは入力セレクターのポジションである。
私はショートピンを挿した端子にセットしている。
ほんとうならば、すべての入力端子にショートピンを挿してみて、
ということも試したほうがいいのだが、
効率的に、ということでショートピンをライン入力のどれかに挿して、
そのポジションにセレクターをあわせる。
便宜上、CD端子にショートピンを挿して、セレクターはCDにしている。
それから精神衛生上というか、ボリュウムは絞りきっている。
パワーアンプ部しか使っていないのだから、ボリュウム位置は音量には関係しない。
それでも絞りきっている。