218(version 9)+α=WONDER DAC(その3)
別項「モバイルバッテリーという電源」で書いていることは、
このiPurifier SPDIF用の電源のことである。
付属のスイッチング電源のiPowerの実力に、ちょっとは疑問を抱いた。
その時、手持ちのモバイルバッテリーが目に入った。
購入したモノではなく、auの長期利用者宛に、ずいぶん前に送られてきたもので、
かなり小型のモバイルバッテリーである。
とりあえず実験として接いでみるぶんには、これでもかまわない。
やってみると、音の冴えが感じられるようになる。
けれど「モバイルバッテリーという電源」で書いているように、
いい感じで聴いていると、わずか数分で電源が切れる。
まず疑ったのは、バッテリーそのものがかなり古いから、ということ。
なので、試しに比較的新しいモバイルバッテリーを買ってみた。
けれど、それでも数分よりも、もっと短い時間で同じ症状を示す。
iPurifier SPDIFの消費電力が少ないゆえの現象なのか、と思う。
facebookでのコメントで、そうであることがはっきりとしたし、
省電力対応のモバイルバッテリーがあることも知った。
立て続けに、別のモバイルバッテリーを購入。
省電力モードで接続すれば、電源が落ちない。
これはいい、と思っていたが、
二時間程度で、やはり電源は落ちてしまう。
それでも二時間持つし、
スイッチを入れ直せば、落ちることなく持続しての使用が可能。
私にとっては実用上問題ない範囲だ。
それでも最初のうちは、バッテリーとiPower、
比率としては半々ぐらいだった。
バッテリーのほうが、すべての面で優れているとはいえなかったからだ。
そうやって使ったり使わなかったりしているうちに、
いわゆるエージングが行われたのか、だんだんはバッテリーが聴く時間が増えてきた。
基本的にはiPowerを接いでいる。
常時、電源を入れっぱなしにしておくためである。
そのまま聴くことはけっこうある。
けれど、聴いているうちに、やっぱりバッテリーにしようと思い、
途中で接ぎかえることになる。
そういう使い方とiPurifier SPDIFの消費電力の少なさから、
一ヵ月経っても、モバイルバッテリーの残量は十分といえるほどだ。