218(version 9)+α=WONDER DAC(その2)
コトヴェールの次に導入したのは、iFi AudioのiPurifier SPDIFである。
この手のアクセサリーには関心はあるけれど、
カタログやウェブサイトで謳われていることを素直に信じているわけではない。
iPurifier SPDIFもおもしろそうだな、とは思っていた。
でも手を出さずにいた。
なのに導入したのは、ヤフオク!を眺めていたら、
「お探しの商品からのおすすめ」のところに、iPurifier SPDIFが表示された。
関係してくるようなオーディオ用アクセサリーを、ヤフオク!で検索したことはないのに、
すぐに目に入る位置に表示された。
定価の半額くらいで出品されていた。
この値段で落札できたらいいなぁ、と思っていたら、
私以外の誰も興味をもたなかったのか、その価格で落札できた。
この価格だったら、たいした効果がなくても、少しの間は遊べるだろう──、
そのくらいの気持だった。
効果があるのか、といえば、確かにある。
iPurifier SPDIFが届いてから二日ほどは、使ったり外したりしたが、
それ以降はずっと使っている。
5月、6月のaudio wednesdayにも、
火曜日に行ったAさんのところにも持っていっている。
昨日のaudio wednesdayでは最初から挿しっぱなしだったが、
5月のaudio wednesdayでは、途中から挿したし、
火曜日にも同じように途中で使い始めて、いっしょにいた人たちも音の変化を確認している。
iPurifier SPDIFにはACアダプターが付属する。
スイッチング電源のACアダプターである。
iPurifier SPDIFのウェブサイトには、
《SPDIF iPurifierは5Vで駆動されるので、静かな電源で電力を供給することが不可欠です。そのため、すべてのSPDIF iPurifierは専用のiPower(5V)電源アダプターを同梱して出荷されます。1μVのノイズフロアと同程度のノイズフロアを達成したiPowerは、沈黙に近いほど静かな、新種のDC電源です。消費電力が少なく、低ノイズです。》
とある。
iPowerは、AC極性による音の変化が小さくない。
特にピアノを聴いてみると、かなりの変化が容易に聴きとれる。
だから、質が悪い、とはいわないけれど、
ここでふとバッテリーを試してみたら、どうなるのか、と思った。
iPurifier SPDIFの電源は5Vだ。
モバイルバッテリーがそのまま使える。