Date: 1月 10th, 2021
Cate: 新製品

メリディアン 251 Powered Zone Controller

メリディアンの輸入元がオンキヨーに移行して一年以上経つが、
音沙汰なし、といっていい状態が続いている。

先日、久しぶりにメリディアンのサイトを見ていた。
Productsの項目をみていたら、Integrated Ampsとあった。

以前みたときにはなかった項目である。
どんなプリメインアンプなのだろう、とクリックしてみると、
そこに表示されたのは、218と同シャーシーの251である。

Integrated Amp(プリメインアンプ)ではあるけれど、
218同様、フロントパネルにはツマミはひとつもない。
iPhone、androidのアプリ、IP Controllerで操作することになる。

出力は8Ω負荷で65W×2、4Ωでは100W×2である。
シャーシーは218と同じであっても、プリメインアンプなだけに、
重量は218の約五倍の2.5kgである。
といってもコンパクトだし軽いプリメインアンプである。

入力は218に準ずる。
もちろんMQA対応である。

JBLのSA750もそうなのだが、D/Aコンバーターを搭載し、
しかもMQA対応であれば、それだけのことであっても、
聴いてみたい、という気持が高まる。

1986年だったか、アルパイン・ラックスマンからプリメインアンプ、LV109が登場した。
D/Aコンバーターを搭載した初めてのプリメインアンプである。
LV109は、かわりにフォノイコライザーを搭載せず、LE109として販売していた。

当時、ステレオサウンドにいたから、
D/Aコンバーターを搭載することへの反応を、直接知ることができた。
肯定的な意見は、ほぼなかった。
私も懐疑的だった。

アンプ・エンジニアが技術的な挑戦として試作品をてがけるのは理解できても、
製品化することのメリットがあるとは思えなかった。

それから三十数年が経ち、ずいぶん捉え方も変っている。

Date: 1月 9th, 2021
Cate: 新製品

JBL SA750(その2)

ソーシャルメディアを眺めていたら、
JBLの新製品、SA750は、アーカム(ARCAM)のSA30をベースにしているのではないか、
そんなことを目にした。

確かにスペックを比較すると、そう思えてくる。
いまアーカムの輸入元は日本にはなく、SA30というモデルがあることも、
今回初めて知った。

しかもアーカムは、いまではハーマン・インターナショナルの傘下である。
となるとますます、その可能性は高くなる、といえる。

事実かどうかは、SA750が登場してみないことにはいえない。
内部写真を比較できれば、一目瞭然となるのか。

それともSA30をベースにしていたとしても、
筐体が変更されるとともに、コンストラクションも変更されているのかもしれない。

可能性としては低いが、
たまたまSA30と同じスペックになってしまった、ということもあるかもしれない。

仮にそうだとしよう。
こういう例は過去にもある。

あえて固有名詞は出さないが、
インターネットではかなり話題になっていた。

ベースとなった国産モデルと、
流用した海外モデルの内部写真が比較されていた。

価格的にさほど違わないのであれば、
アピアランスを好みで選択する、ということも、
趣味の世界だから考えられる。

けれど、価格もずいぶん違っていた。
どうすればこれだけ違うのだろうか、と首を傾げたくなるほどだった。

海外モデルのほうは、オーディオ雑誌でも取り上げられていた。
そこそこの評価を得ていたけれど、
国産モデル(安価な製品)をベースにしていることに触れた人はいなかったはずだ。

SA750は、どうなるのだろうか。
4月発売ということは、
早ければ3月発売のステレオサウンドが取り上げるかもしれないし、
遅くとも6月発売の号には載るはずだ。

誰が担当するのか。
当り障りのないことを書くだけなのか、
SA30との比較を含めて書くのか。

Date: 1月 8th, 2021
Cate: 新製品

JBL SA750(その1)

いくつかのサイトに掲載されているのでご存知の方も多いだろう。
今年4月に、JBLの創立75周年を記念してのプリメインアンプSA750が登場する。

同時にスピーカーシステム、L100 Classic 75も登場する。

SA750という型番を見て、SA600の後継機か、と期待した。
記事の本文を読んでいくうちに、SA750の写真が登場した。
……(微妙)が、私の正直な感想である。

SA600を知っている世代ならば、がっかりした、というのが、本音だろう。
SA750のデザインを素晴らしい、という人はいるのだろうか。

悪い、とまではいいたくない気持がある。
なんとなくフロントパネルの右三分の二が、ラジオのように感じられる。

それでもSA750のプリメインアンプとしての機能には興味がある。
トーンコントロールはないようだが、
Dirac Live(ルーム補整)を備えているし、
フォノイコライザーはもちろん、D/Aコンバーターも内蔵している。

しかもMQA対応である。
Roon Ready対応でもある。

それにずんぐりむっくりではないのもいい。
音はどうなのかは、いまのところなんともいえない。

写真を見てがっかりした。

こういう内容の機能を搭載しているだけに、
なんらかのディスプレイを必要とするのだろう。
そのせいもあって素敵なデザインとは、お世辞にもいえない。

いっそのことディスプレイに関しては、
iPhoneなどのスマートフォンやiPadなどのタブレットにまかせてしまうのも、
ひとつの手であっただろうが、
プリメインアンプ一台で完結させたかったのでもあろう。

それでも内容を知れば、なかなかに面白いそうなプリメインアンプだと思う。

5月ごろにOTOTENが開催されれば、そこでお披露目となるのだろうが、
このコロナ禍では、OTOTENの開催がどうなるのかなんともいえない。

Date: 1月 7th, 2021
Cate: 長島達夫

長島達夫氏のこと(その11)

長島先生がサウンドボーイの創刊号(だったはずだ)に、
将来、ダイヤモンドが半導体の材料となる、と書かれていた。

それから四十年以上が経って、ようやくそうなりそうである。

ナゾロジーというウェブサイトがある。
昨日(1月6日)の記事に、
「ダイヤモンドを引っ張って延ばす」と高性能の半導体に変化した!未来の半導体はダイヤ製かもしれない。
があった。

これもまた「ほらな、言った通りになっただろう」といわれたはずだ。

Date: 1月 7th, 2021
Cate: Cornetta, TANNOY

TANNOY Cornetta(伊藤喜多男氏のことば)

伊藤喜多男先生のことば──
《スピーカーを選ぶなどとは思い上りでした。良否は別として実はスピーカーの方が選ぶ人を試していたのです。》

ステレオサウンド 72号に載っている。
記事ではなく、上弦(かみげん、と読む。シーメンス音響機器調進所)の広告に載っている。

これがスピーカー選びの真理とすれば、
タンノイに試されるときが、私にようやく訪れた、ということなのだろう。

Date: 1月 7th, 2021
Cate: 瀬川冬樹

虚構を継ぐ者(その4)

後継者とは、なんだろうか。

松尾芭蕉のことばをかりれば、
《古人の跡を求めず、古人の求めたる所を求めよ》であり、
ゲーテのことばをかりれば、
《古人が既に持っていた不充分な真理を探し出して、
それをより以上に進めることは、学問において、極めて功多いものである》と考えている。

先人・先達たちが積み重ねてきた実績の上に、
さらに積み重ねることができる人が後継者であり、
模倣するだけの人は後継者とはなりえない。

「青は藍より出でて藍より青し」であってこそ、後継者ともいえよう。

私がステレオサウンド 214号掲載の五月女 実氏の文章を読んで感じたことは、
こういうことであり、五月女 実氏を五味先生の後継者とはまったく感じられなかったし、
五月女 実氏は、五味康祐たらんとされているように感じたところでもある。

Date: 1月 6th, 2021
Cate: audio wednesday

第119回audio wednesdayでやる予定だったこと

今日は第一水曜日。
喫茶茶会記がビル建て替えによる退去にあわなければ、今日はaudio wednesdayだった。

2020年4月、コロナ禍で休んだため、
120回ではなく119回になってしまったが、
今日でaudio wednesdayは丸十年である。

なので少し趣向をかえて、アルテックの604-8Gをもっていき、
416-8Cのかわりに取り付けて鳴らす予定だった。

604-8Gは元箱におさまったままなので、宅急便で送ることができる。
クルマを持たない、運転できない私でもなんとかなる。

604-8Gを思いっきり鳴らしてみる──、が119回のテーマだった。

Date: 1月 6th, 2021
Cate: ショウ雑感

2021年ショウ雑感(その1)

2020年、私が行ったオーディオショウは、
1月末に開催されたTOKYO AUDIO BASE 2020だけだった。

今年はどうなのか、と思って検索してみても、なんの告知もない。
予定はないのだろう。

2月に開催予定だったポータブルオーディオ研究会は中止を、
12月末に発表している。
春のヘッドフォン祭も中止になる可能性は高い、といえる。

明日(1月7日)に非常事態宣言が出される、とのこと。
初夏のOTOTENも、今年も中止になっても不思議ではない。

オリンピックは開催されるのか。
開催されるとして、それまでに終息していなければ、
オリンピックのあとに、また感染が拡大しそうな気もする。

そんなことになったら秋のインターナショナルオーディオショウも、
昨年に続き中止になることだって考えられる。

OTOTEN、インターナショナルオーディオショウが中止になれば、
その他のオーディオショウも開催されることはないだろう。

こんな予想は外れてくれた方がいいのだが、楽観もしていない。
開催される、中止になる、
どちらになるにしろ、オンラインによるリモート試聴は、やってほしい。

今年もオーディオショウは開催されなかった、としよう。
そうなると来年(2022年)に期待することになるが、
二年続けての中止は、再開にいい方向に働くのではないだろうか。

どこのブースとはいわないが、
ただ惰性でやっているとしか感じられないブースが、いくつかある。

スタッフの解説を聞いていると、この人は、情熱があるのだろうか、と思ってしまう。
情熱のあらわれは、人によって違ってこよう。
それでも情熱をもって取り組んでいるのであれば、
それは必ずこちらに伝わってくるものである。

それはうまい、へたとは関係ない。
そんな人たちも、二年続けて中止になれば変るのではないのか。

Date: 1月 5th, 2021
Cate: Jazz Spirit

喫茶茶会記のこと(その9)

(その8)に、facebookへのコメントがあった。
長野県の一部は、AC電源の周波数が50Hzと60Hzの混在地区があるが、
喫茶茶会記が移転する茅野市は60Hzだ、ということが一つだった。

そうか、60Hzなのか。
喫茶茶会記のアンプとCDプレーヤーはマッキントッシュである。
アメリカの製品なのだから、60Hzが基本だと考えている。

電源周波数の違いは、
以前少し触れているが、たとえば上杉アンプ。
現在の上杉アンプではなく、上杉先生が主宰されていたころ、
つまり会社が芦屋にあったころの上杉アンプのことである。

刺激的な音をこいっさい好まれない上杉先生らしい音のアンプである。
けれど、力感の再現に関しては、不満とまではいかないけれど、
あと少し何かが足りないような気がすることもあった。

それはそれで上杉アンプの音の魅力なのかもしれないけれど、
それでも……、と思うところは常にあった。

けれど上杉先生は、50Hzの東京に住まわれていたわけではない。
60Hzのところに住まわれていたわけで、
60Hzの電源で上杉アンプを聴いたことは、私は一度もない。

もしかすると60Hzで聴けば、印象が変っていたのかもしれない。

だから喫茶茶会記が60Hzになるのは、かなり期待している。

そして標高のことへのコメントもあった。
その方は、茅野市ではないが、東京よりも標高の高いところに住まわれている。
気圧が低いせいで、スナック菓子の袋が膨らむ、とのこと。

とにかく移転先での喫茶茶会記の音をいちばん聴きたがっているのは、私かもしれない。

Date: 1月 5th, 2021
Cate: モーツァルト

続・モーツァルトの言葉(その4)

2008年9月3日に、このブログを始めた。
一本目のタイトルは「言いたいこと」だ。

いまもだが、当時のほうがいまよりもひどかったように感じているが、
五味先生、瀬川先生について、上っ面だけで、否定的なことを書く(言う)人がいる。

昔から、そんな人たちはいたのだろう。
それでも十数年前は、ひどくなっていたと感じた。

それに対する怒りがあった。
ブログを始めた理由の一つは、この怒りからである。

いまもおそらく、そんな人たちはいるだろう。
結局、そんなひとたちに欠けているのは、愛なのだろう。
愛のはずだ。

音楽への愛、音への愛、オーディオへの愛、
そういった愛が欠けていることに、本人は気づいていないのかもしれない。

以前、モーツァルトのことばを引用した。
     *
天才を作るのは高度な知性でも想像力でもない。知性と想像力を合わせても天才はできない。
愛、愛、愛……それこそが天才の魂である。
     *
いまどき、愛が大事、といおうものなら、
時代掛っている、とか、安っぽい、とかそんなふうに受けとられるかもしれない。

そんなことをいいたいヤツはいっていればいい。
そんなヤツはほっとけばいい。

モーツァルトの音楽を聴く聴き手に求められるのも、愛のはず。
モーツァルトの音楽についての知識ではなく、愛、愛、愛であろう。他に何がいるのか。

モーツァルトの音楽だけに限らない。
思うのは、音楽を愛するということは、そこに美を見出すこと、そして生み出すこと、ということだ。

Date: 1月 4th, 2021
Cate: Jazz Spirit

喫茶茶会記のこと(その8)

別項で書いたように喫茶茶会記が、四谷三丁目から長野県茅野市に移るわけだが、
今日、店主の福地さんと話していて、標高のことが話題になった。

現在の喫茶茶会記の標高は38mくらいだそうだ。
移転先は長野県茅野市ということもあって、1,000mを超える、とのこと。
これだけ標高が違えば、気圧の違いも音に影響してくることだろう。

といっても、気圧の違いがどれだけ音に影響を及ぼすのかは、体験がない。
それに変化は標高(気圧)だけではなく、
電源事情、ノイズ環境その他も大きくかわるわけだから、
移転先で音を出すようになっても、
これが気圧による変化だ、といったことはいえない。

それでも興味はわく。
新しい喫茶茶会記では、どんな音を出せるのだろうか。

Date: 1月 4th, 2021
Cate: ロマン

好きという感情の表現(余談)

昨年の大晦日の帰り道、
私の頭のなかに浮んでいたのは、
アン・ルイスの「女はそれを我慢できない」、
映画「女はそれを我慢できない」、
この二つのタイトルだった。

大晦日の「それ」とは、
いい音である。

Date: 1月 4th, 2021
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade)

喫茶茶会記は、2020年12月31日に閉店した。
移転先は長野県茅野市に決っている。
開店がいつになるかは、まだはっきりとは決っていない。

audio wednesdayも、なので東京ではなく長野で行うことになる。
これまでのように毎月第一水曜日というわけにはいかない。

年に一回、もしくは二回ぐらいになるはずだ。
新しい店舗は、元は別荘だった建物とのことで、簡易宿泊施設も用意するとのことだから、
日帰りではなく、一泊しての夜通しのaudio wednesdayになるかもしれない。

それに新しい店舗では、オーディオのシステムは動かさなくても済むとのこと。
これまではイベントによっては、システムまるごと奥の小部屋に移動ということがあった。

そのため、毎回セッティングをまるごとやることから始まっていたわけだが、
新しい店舗ではそれがなくなり、じっくりと音をつめていくことができるようになる。

遠くなるのは確かだが、
じっくりと取り組める環境になるのも確かだ。

長野かぁ……、行けないなぁ、という人もいるけれど、
長野か、今度は行けるな、という人もいるはずだ。

audio wednesday(名称も変るかも)は不定期開催になるが、
次の十年が始まることは、確かなことだ。

Date: 1月 3rd, 2021
Cate: Cornetta, TANNOY, バスレフ(bass reflex)

TANNOY Cornetta(バスレフ型エンクロージュア・その4)

セレッションのSL6をKMA200で鳴らした時のことについては、
ずっと以前に別項に書いているので、詳細は省く。

この時の音は、私だけでなく山中先生も驚かれていた。
目の前で鳴っているスピーカーの大きさ、ウーファーの口径が信じられないほど、
素直に下までのびていた。

SL6は、小型・密閉型スピーカーである。
コーネッタとは大きさも型式も違う。

それでも低音ののびに関しては共通するものを感じていた。
そして、もうひとつ、QUADのESLのことも思い出していた。

ESLも、一般に思われている以上に下までのびている。
ただし、かなり良質のアンプで鳴らしての場合ではあるが、
その時の音は、SL6を聴いたときの同じように驚いたものだった。

SL6の上級機SL600を、鳴らしていた。
SUMOのTHe Goldで鳴らしていた。

SL600からESLに替えた。
アンプはそのままだった。

SL600の低音もよかった。
それでもESLがうまく鳴るようになってくると、さらに驚きがあった。
ESLはコンデンサー型スピーカーだし、エンクロージュアはない。

コーネッタ、SL6(SL600)、ESLと、
すべてスピーカーとしての型式、大きさ、形状はそうとうに違う。
それでも低音ののびということに関しては、共通するよさというか、
通底するなにかがあるようにも感じられる。

とにかくコーネッタの低音は、聴く前に想像していた以上にのびていた。

Date: 1月 3rd, 2021
Cate: Cornetta, TANNOY, バスレフ(bass reflex)

TANNOY Cornetta(バスレフ型エンクロージュア・その3)

喫茶茶会記のスピーカーシステムは、38cm口径のウーファーである。
アルテックの416-8Cを、ウルトラバスレフ型エンクロージュアにおさめている。

日本では、オンケン型バスレフといったほうがとおりがいい形式のもので、
エンクロージュアの両端にバスレフのスリットが設けられている。

audio wednesdayで、このアルテックのシステムを鳴らしてきて、
ふとした時に思っていたのは、後少し低音が下までのびていれば、ということだった。

1オクターヴとはいわない、半オクターヴほどでいい、
下までのびていればいいのに、と思うのは、
昔、JBLの4343で聴いた印象が強いディスクをかけたときだった。

もちろん不満を感じないこともある。
それでも、ないものねだりなのはわかっていても、あと少し、とおもうことが何度かあった。

コーネッタを喫茶茶会記で鳴らして感じたのは、
このアルテックよりも下がのびている、ということだった。

コーネッタにおさめられているユニットは、HPD295Aで25cm口径である。
38cmと25cmではふとまわり違う。

それでもコーネッタのほうが、アルテックよりも下までのびている感じなのだ。
どちらが良質の低音なのかは、ここでは問わない。
どちらがより低い帯域まで再生できるかといえば、
私だけでなく、ほかの人の耳にも、はっきりとコーネッタだった。

だからコーネッタを聴いていて、思い出していたのは、
セレッションのSL6のことだった。
ステレオサウンドの試聴室で、新製品の試聴で、
クレルのKMA200で鳴らした時のSL6の音、それも低音ののびは、
いまも印象的なほどはっきりと憶えている。