Date: 1月 5th, 2021
Cate: Jazz Spirit
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喫茶茶会記のこと(その9)

(その8)に、facebookへのコメントがあった。
長野県の一部は、AC電源の周波数が50Hzと60Hzの混在地区があるが、
喫茶茶会記が移転する茅野市は60Hzだ、ということが一つだった。

そうか、60Hzなのか。
喫茶茶会記のアンプとCDプレーヤーはマッキントッシュである。
アメリカの製品なのだから、60Hzが基本だと考えている。

電源周波数の違いは、
以前少し触れているが、たとえば上杉アンプ。
現在の上杉アンプではなく、上杉先生が主宰されていたころ、
つまり会社が芦屋にあったころの上杉アンプのことである。

刺激的な音をこいっさい好まれない上杉先生らしい音のアンプである。
けれど、力感の再現に関しては、不満とまではいかないけれど、
あと少し何かが足りないような気がすることもあった。

それはそれで上杉アンプの音の魅力なのかもしれないけれど、
それでも……、と思うところは常にあった。

けれど上杉先生は、50Hzの東京に住まわれていたわけではない。
60Hzのところに住まわれていたわけで、
60Hzの電源で上杉アンプを聴いたことは、私は一度もない。

もしかすると60Hzで聴けば、印象が変っていたのかもしれない。

だから喫茶茶会記が60Hzになるのは、かなり期待している。

そして標高のことへのコメントもあった。
その方は、茅野市ではないが、東京よりも標高の高いところに住まわれている。
気圧が低いせいで、スナック菓子の袋が膨らむ、とのこと。

とにかく移転先での喫茶茶会記の音をいちばん聴きたがっているのは、私かもしれない。

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