メリディアン 251 Powered Zone Controller
メリディアンの輸入元がオンキヨーに移行して一年以上経つが、
音沙汰なし、といっていい状態が続いている。
先日、久しぶりにメリディアンのサイトを見ていた。
Productsの項目をみていたら、Integrated Ampsとあった。
以前みたときにはなかった項目である。
どんなプリメインアンプなのだろう、とクリックしてみると、
そこに表示されたのは、218と同シャーシーの251である。
Integrated Amp(プリメインアンプ)ではあるけれど、
218同様、フロントパネルにはツマミはひとつもない。
iPhone、androidのアプリ、IP Controllerで操作することになる。
出力は8Ω負荷で65W×2、4Ωでは100W×2である。
シャーシーは218と同じであっても、プリメインアンプなだけに、
重量は218の約五倍の2.5kgである。
といってもコンパクトだし軽いプリメインアンプである。
入力は218に準ずる。
もちろんMQA対応である。
JBLのSA750もそうなのだが、D/Aコンバーターを搭載し、
しかもMQA対応であれば、それだけのことであっても、
聴いてみたい、という気持が高まる。
1986年だったか、アルパイン・ラックスマンからプリメインアンプ、LV109が登場した。
D/Aコンバーターを搭載した初めてのプリメインアンプである。
LV109は、かわりにフォノイコライザーを搭載せず、LE109として販売していた。
当時、ステレオサウンドにいたから、
D/Aコンバーターを搭載することへの反応を、直接知ることができた。
肯定的な意見は、ほぼなかった。
私も懐疑的だった。
アンプ・エンジニアが技術的な挑戦として試作品をてがけるのは理解できても、
製品化することのメリットがあるとは思えなかった。
それから三十数年が経ち、ずいぶん捉え方も変っている。