Date: 8月 28th, 2009
Cate: the Reviewの入力
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the Review (in the past) を入力していて……(その27)

フィッシャー=ディースカウは、マーラーの「さすらう若人の歌」を幾度か録音している。
1952年にフルトヴェングラーと、1968年にクーベリックと、1978年にはバレンボイムと、録音している。

フルトヴェングラーとのレコードについて、黒田先生が、なにかで書かれていたのを思い出す。
クーベリック、バレンボイムとの歌唱は、
フルトヴェングラーとのレコードをうわまわるものではない、とされたうえで、
いかなる名歌手でも、一生に一度しかうたえない歌がある、と。
フルトヴェングラーとの「さすらう若人の歌」以外のものは考えられない、
そんなことを書かれていた。

アンプのエンジニアにも、そういうことがあるとしたら、
クレルのデビュー作、PAM2、KSA100が、まさにそうであろう。

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