the Review (in the past) を入力していて……(その20)
スレッショルドの800Aは、マークレビンソンからML2Lが出るまで、
LNP2Lと組み合わせるのが、憧れだった。
それだけにスレッショルドには、強い関心をもっていたし、そのコントロールアンプにも期待していた。
NS10は聴いたことがないのでなんともいえないが、
SL10は、こちらの期待が一方的に大きくなりすぎていただけに、
何を聴いても、もどかしさを感じてしまう音に、正直、がっかりした記憶がある。
スレッショルドは、というよりも、ネルソン・パスはパワーアンプを得意とするエンジニアだと、
このときから思いこんでしまっている。
ただ、いま思うのは、CDプレーヤーで、ラインアンプの音のみを聴いてみたら、
すこし印象が変化するかもしれないということだ。
SL10を聴いたときは、アナログディスクのみで、
いうまでもないことだがフォノイコライザーアンプ、ラインアンプの両方を通った音を聴いている。