Date: 12月 28th, 2011
Cate: 朦朧体
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ボンジョルノのこと、ジャーマン・フィジックスのこと(その55)

SUMOのアンプがステレオサウンドにはじめて取り上げられたのは52号。
The Goldではなく、The Powerが井上先生と山中先生による新製品紹介のページに出ている。

そこで井上先生が語られている。
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たとえばマーク・レビンソンのコントロールアンプと組み合わせた場合は、それほど魅力は発揮されなかったと想うのですが、テァドラで鳴らしたら、途端に音の鮮度や躍動感が出てきたのです。このことからいっても、組み合わせるコントロールアンプをかなり選ぶと思います。
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山中先生はつづいて、次のように語られている。
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このパワーアンプ本来の魅力を発揮させるためには、かなりのエネルギーをもったコントロールアンプが必要でしょうね。ザ・パワーにマッチしたコントロールアンプの発表が待たれます。
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ほんとうにそのとおりなのである。
Thaedraにした途端、The Goldはさらに活き活きと、それこそ水を得た魚のように、
これこそThe Goldの本領である、といいたげな、なんとも魅力あふれる、表情豊かな音楽を聴かせてくれる。

私が手に入れたThaedraは、初期のモノだから古い。
にもかかわらず、そんなことは微塵も感じさせない音を、The Goldから引き出してくれた。
唸るしかなかった。

そしてボンジョルノの凄さを、思い知らされた。

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