Date: 9月 9th, 2026
Cate: 戻っていく感覚
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DBシステムズ DB1+DB2がやって来る(その14)

実を言うと、GASのTHALIAは聴いたことがない。THAEDRAは持っているし、これまでも自分のモノとして、他の人のところでも聴いている。

THAEDRAの下のモデル、THOEBEは一度だけある、というものの、その音について語れるだけの聴き方ではなかった。とりあえず聴けた、というレベルに留まる。

THALIAは実物を見たこともない。
当時のステレオサウンドに載っている試聴記を読むと、THOEBEよりもTHALIAの方に興味がある。

瀬川先生は、THALIAについて、こう、書かれている。
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テァドラやセーベほど立派ではないが、反面ナイーヴな音が魅力的。(ステレオサウンド 47号)

 テァドラがその本質的に持っている力をややあからさまに(と私には聴きとれるが)押し出すのに対して、孫のタレイア(サリアと呼ばれているようだが、本来ギリシャ神話からその名を取っていると思うので、)の方は、中〜高音域でえてして張りすぎやすい音域をしまくコントロールしてあるようで、それに加えてハイエンドにかけて軽い強調感が聴きとれることもあいまって、総体にやや細身に仕上っているが、音に繊細なやさしさと、よくひろがってゆく奥行き感とがあって、ややひかえめな感じだが、クラシックの弦合奏や、ヴォーカルでもキングズ・シンガーズのような響きの美しさやハーモニィを重視した曲の場合に、GAS三機種の中ではこれが私には最も好ましかった。(世界のコントロールあとパワーアンプ)
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THALIAを高く評価していた井上先生は、こう書かれている。
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現代アンプとしては、力強く彫りの深い音をもつ爽やかな製品。(ステレオサウンド 47号)

 クリアーで反応の早い音をもつコントロールアンプである。
 聴感上での周波数レンジはかなりフラットレスポンス型で、バランス的にはローエンドが抑えられており、中域は米国系のアンプとしてはやや薄いタイプである。音色は明るく軽く、音の粒子は細かく充分に磨かれている。
 音の表情はフレッシュでみずみずしく、キメの細かい鮮鋭さでは、上級機種のテァドラIIやセータよりも明らかに一枚上手である。基本的なクォリティは充分に高く、音の緻密さがあり、この価格帯の国内製品と比較すれば、いきいきとした伸びやかな音をもつ点で出色のコントロールアンプと思う。(世界のコントロールアンプとパワーアンプ)
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他の人はどうなのか知らないが、私は瀬川先生と井上先生が評価しているオーディオ機器は、私にとってかなり高く評価できるモノであることがほとんどだから、
一度も聴いたことがないTHALIAでも、その音は、私がイメージしている音そのものといえる、と確信している。

そして、THALIAの音を想像するたびに、DB1+DB2のライバル機種だと感じるし、比較試聴してみたくなる。

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