My Favorite Things(オープルリールデッキ篇・その15)
オープンリールデッキにはポータブル型がある。国産モデルだとソニーのデンスケ(TC5550-2)がある。
デンスケがあまりにも有名だったためなのか、国産のポータブル型は、他のメーカーから出ていたのだろうか、と、HI-FI STEREO GUIDEを数冊、そのページをめくっても出てこない。
ソニーには、モノーラルデンスケと呼ばれるEM3もある。
海外は、ナグラ、ステラヴォックス、ウーヘルが輸入されていた。
ウーヘルは、4200 Report ICと4100 Report ICがあり、時代によって為替相場が変動していたが、20万円から30万円ほどだった。
ナグラとステラヴォックスは、価格からして違っていた。ナグラにはモノーラルモデルも数機種あり、ステレオモデルとして知られるのはIV-SDとIV-SJ。
ナグラも時代によって価格は変動していて、どちらも200万円前後で、IV-SJは2,480,000円だったこともある。
ウーヘルのほぼ十倍していた。
ステラヴォックスも輸入品ゆえに価格変動があり、100万円前後していた。
いうまでもなくナグラもステラヴォックスもスイス製。精密機器という印象が、とにかく強かった。
据置型ならば、スチューダーやテレフンケンなどに憧れ、ポータブル型ならばナグラとステラヴォックスだった。
なのだが、どちらも音を聴く機会は、いまのところない。ナグラのモノーラルモデルならば、ほんのわずか聴いているが、なんらかの印象が残るような聴き方ではなかった。
ステラヴォックスは、全くない。