Meridian 210 Streamer(その9)
メリディアンの210にふれていて空想(妄想)していたことがある。
メリディアンのアクティヴ型スピーカーシステム、M20が、
ここにあったらなぁ──、そんなことを想っていた。
M20は40年ほど前のモデルである。
アクティヴ型とはいえ、その時代の製品だからデジタル入力はない。
なので、D/Aコンバーターは必要となる。
D/Aコンバーターはメリディアンの218、
それに210を組み合わせて、M20を鳴らすという組合せを空想していた。
その音を、想像していた。
M20はさほど大きくない。
218も210もそうだ。
コントロールアンプは、あえて使わない選択をする。
全体にこじんまりしたシステムにまとまる。
M20はいまとなっては、もう古い機種、
そこに218と210を組み合わせるのは時代的には隔たりがある。
けれど、そんなことはどうでもいいように思う。
聴いたわけではないし、これからも聴くことはまずないだろう。
だから、つい、どんな音が鳴ってくれるのか、と想像する。
その音は、別項で触れている「見える音」でもないし、「見るオーディオ」でもない。
でも、私にとっては感じられる音、感じられるオーディオである、はずなのだから。