Date: 9月 6th, 2022
Cate: 録音
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ショルティの「指環」(その17)

昨日(9月5日)、クラシック好きの人は、
ショルティの「ニーベルングの指環」の2022年リマスター盤登場のニュースに、
いちばん驚いた(もしくは喜んだ)のではないだろうか。

SACDが登場したときから、ショルティの「ニーベルングの指環」は、
いつSACDとして登場するのだろうか、と思っていた。
ながらく出なかった。

結局、2009年12月に、エソテリックから発売になった。
やっと出た、買おう、と思ったけれど、
その値段を見てすぐにあきらめた。

はっきりとは憶えていないが、確か六万円ほどだった。

そして2012年9月に、デッカから新たなリマスターCDが登場した。

十七枚組のCDにDVD、30cm×30cmのブックレット、
それとは別の冊子などのほかに、この限定盤の最大の目玉(特典)といえるのが、
ブルーレイディスク一枚におさめられた96kHz・24ビットによる音源である。

こちらも価格はもう忘れてしまったが、エソテリックとは違い納得のゆくものだった。
ならば買ったのか、というと、こちらも買っていない。
Blu-Ray Audioの再生環境を持っていなかったからだ。

それに少しだけショルティの「ニーベルングの指環」に対しての熱も冷めかかっていた。

いまはどうか、というと、MQA(44.1kHz)で聴ける。
e-onkyoでも発売しているし、TIDALでも配信されている。

そこに今回の2022年リマスター盤の登場である。

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