Date: 7月 19th, 2022
Cate: 単純(simple)
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シンプルであるために(iPhoneとミニマルなシステム・その3)

その2)は、一年ちょっと前。
(その2)の時点では、iPhone 12 Pro、HiByのFC3にヘッドフォンという構成だった。

特別な音がするわけではないが、これはこれで満足していた。
Amarra PlayというアプリでTIDALで、あれこれ聴いていく、
それも夜遅くなって聴いていくには十分事足りていた。

けれど別項で触れているようにAmarra Playのヴァージョンアップにともない、
きちんとしたMQA再生ができなくなってしまった。

FC3はMQAのレンダラーだから、iPhone側でコアデコードをする必要がある。
Amarra Playがそれを担っていたのだが、
ヴァージョンアップによって、よけいな信号処理をやっているようで、
FC3がレンダラーとして機能しなくなった。

送り出し側で信号処理がされると、MQAはMQAとして再生できなくなる。
素直にコアデコード処理だけを行ってくれればいいのに、アップサンプリングを行っている。
そのためレンダラーがレンダラーとして機能しなくなる。

TIDALのアプリもコアデコードが可能なのだが、
残念なことに日本でのサービスがまだ始まっていないため、
TIDALのアプリは日本からはダウンロードできない。

なので昨秋、ChordのMojoを手に入れた。
MQAのフルデコード再生を、iPhoneでポータブルな機器を使って無理であれば、
コアデコードだけでもいいや、と割り切ろう──、
そう思っての購入だった。

iPhone+Mojoも良かったのだが、
やっぱりiPhoneとポータブル型D/Aコンバーターによるミニマルなシステムで、
MQAフルデコードの音を聴けるようにしておきたい。

HiByのFC3と同タイプのD/Aコンバーターでも、フルデコード可能な製品はある。
LotooのPAW S1である。いまはPAW S2になっている。
最近ではiFi Audioからも登場している。

それらのどれかを購入しようかと考えてはじめていたところに、
ヤフオク!にPAW S1が、「お探しの商品からのおすすめ」として表示された。
検索していたわけではないのに、不思議とタイミングよく表示してくれる。

ならばコレ(PAW S1)にしようと決めた。

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