JBL SA750(その23)
ステレオサウンド 222号を、いまKindle Unlimitedで読んでいるところなのだが、
新製品紹介の記事で、アーカムのSA30が取り上げられている。
高津 修氏が担当されている。
CDプレーヤーのCDS50ととともに二ページ見開きでの扱いである。
高津 修氏の文章のどこにもJBLのSA750のベースモデルということは記述がない。
なので当然だが、SA750との音の比較についても、何も語られていない。
(その22)で書いているようにHiVi 12月号には、
山本浩司氏がSA750とSA30の比較しての試聴記が載っている。
いうまでもなくステレオサウンドもHiViも、株式会社ステレオサウンドが出している。
一方ではSA30とSA750との関係性についてはまったく無視。
もう一方はきちんと比較試聴したうえでの記事を載せている。
ということは、このことは株式会社ステレオサウンドの方針というよりも、
ステレオサウンド編集部の方針とHiVi編集部の方針の違い、ということになる。
別項「B&W 800シリーズとオーディオ評論家(その17)」でも書いているように、
読者が知りたいと思っているであろうことを、あえて避ける(無視する)。
それが、いまのステレオサウンド編集部なのだろう。