MQAのこと、否定する人のこと(その4)
MQAをとにかく否定したがっている人は、いまもいる。
おそらくこれから先もいることだろう。
先日のOTOTENで、MQAのセミナーが開催された。
一時間半のほとんどは、比較試聴だった。
比較試聴の環境としてはさほどいいとはいえなかったけれど、
それでもMQAと通常のPCMとの音の違いは明らかだった。
ただし会場は縦に長く後方の席の人はどうだったのかはなんともいえないが、
前方の席でははっきりとした音の違いが聴きとれた。
このMQAのセミナーに、MQAの否定派の人たちがどれぐらい来ていたのかはわからない。
その人たちが、今回の音の違いをどう聴き取ったのかもわからない。
でも思ったことがある。
MQAの音に否定的な人は、おそらく音触という感覚をもっていない人なのかもしれない。
別項で書いているが、audio wednesdayでメリディアンのULTRA DACでMQAの音を聴いて、
音触のことを思い浮べていた。
菅野先生が音触について書かれた時、
音触を感覚的に理解できる人とそうでない人がいた。
そうでない人のなかには、音触という言葉を否定しようとする人がいた。