Date: 4月 12th, 2022
Cate: 世代
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世代とオーディオ(実際の購入・続ヤフオク!)

さっきヤフオク!を眺めていたら、スレッショルドの800Aが出品されていた。
オーディオに興味を持ち始めたばかりのころ、
SAEのMark 2500以上に800Aは憧れのパワーアンプだった。

まだそのころはマークレビンソンのML2は登場しておらず、
価格的にも800AはMark 2500の約二倍。
しかもA級動作ということが、憧れの度合を増すことになっていた。

800Aは、それほど輸入されていないだろうに、
熊本のオーディオ店にあって、けっしていい環境とはいえないまでも聴いている。
その後も、ステレオサウンドで働くようになってから購入を考えてことがあり、
その時、二人の方のリスニングルームでも聴いている。

Mark 2500と直接比較試聴したわけではないが、
800AはMark 2500よりも清楚な印象を受けたものだ。

その800Aが出ている。
いまのところそれほど高くはなっていない。
前回出品されたときも、安価とはいえなかったものの、それほど高価で落札されたわけでもなかった。

いまだに欲しい、という気持はあるけれど、
800Aのメインテナンスは、私の手にはあまる。

出力トランジスターの数は、とにかく多い。
片チャンネル当り24石、両チャンネルで48石。

800Aの製造は短かった。
なので800Aは製造されてから、すでに四十年以上が経過している。

48石ある出力トランジスターが、すべて同じ状態で動作しているとはとうてい思えない。
そういうことも含めてチェックしてのメインテナンスとなると、かなりの労力を要する。

専門の業者にまかせるのがいいと、私だって思う。
もっとも引き受けてくれる業者がどれほどあるだろうか。

そんなことを考えると、800Aには手を出しにくいというよりも、
私は出す気はない。

誰か落札するのだろうが、どうされるのかに関心がある。

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