Date: 3月 14th, 2022
Cate: オーディオ評論
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オーディオ雑誌考(その10)

別項で紹介している「リバーエンド・カフェ」を読んで思ったことは、
オーディオ雑誌は、川のような存在だということ。

川の終りは海への入口である──、
そんなセリフが「リバーエンド・カフェ」の中に出てくる。

海に出て行くため、
つまりオーディオという海へ導くため、
そして海を冒険していくのに必要なことを伝えるため、
オーディオ雑誌に限らず、趣味の雑誌というものはそういうものだと思った。

海に出るために、どの川を通ってくるのか。
それは人によって違う。

海に出ることができたら、冒険していけばいい。
冒険することで、オーディオという趣味の広さ、深さを知ることができる。

なのに、いまのステレオサウンドは川の終り(海への入口)に港をつくっている。
ステレオサウンド港といいたくなる。

そこに川を下ってきた人を留めておくためにだ。

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