Date: 2月 13th, 2022
Cate: スピーカーの述懐
Tags:

あるスピーカーの述懐(その26)

非対称磁界と対称磁界のユニット、
それぞれで、どういう音の違いが生じるのか、
スピーカーの開発者でなければ聴く機会はない、といっていい。
私も聴いたことはない。

どれだけの音の違いがあるのかは、正直わからない。
もしかするとそれほどの音の違いはないのかもしれない。
なのにJBLのSFGのアピールがうまくて、対称磁界でなければ──、
そんなふうに思い込んでいるだけなのかもしれない。

ただボイスコイルの種類によっても、
対称磁界と非対称磁界の音の違いのあらわれ方には差が出てくるであろうことは、
容易に想像できる。

ボイスコイルの幅がトッププレートの厚みよりも短く、
しかも最大振幅においても、
ボイスコイルの端がトッププレートからはみ出さない、
つまりショートボイスコイルであれば、
対称磁界と非対称磁界の音の違いは、それほど大きくないはずだ。

トッププレートの厚みと同じ幅のボイスコイルであれば、
振幅が大きくなれば、ボイスコイルの端がはみ出すことになり、
ボイスコイルの一部が非対称磁界に中におかれることになる。

となるとショートボイスコイルよりも、音の違いが大きくなるだろうし、
同じ考えでいけばロングボイスコイルであれば、より大きくあらわれるはずだ。

実際はどうなのだろうか。

Leave a Reply

 Name

 Mail

 Home

[Name and Mail is required. Mail won't be published.]