Date: 1月 16th, 2022
Cate: 「ルードウィヒ・B」
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「ルードウィヒ・B」(ジャズ喫茶の描写・その5)

オーディオのロマン(ふとおもったこと)」は、2018年4月に書いている。

そこに、こんなことを書いている。

JBLで音楽を聴いている人は、ロマンティストなんだ、と。
もちろんJBLで聴いている人すべてがそうだとはいわないし、
現在のJBLのラインナップのすべてを、ここに含める気もさらさらないが、
私がJBLときいてイメージするスピーカーシステムで聴いている人は、
やはりロマンティストだ。

このことを思い出していた。
こんなことを書くと、4343もそうなのか、という声があるはずだ。

マンガ「リバーエンド・カフェ」に登場するのは、実質的にJBLの4343である。
スタジオモニターとしての4343、
つまり検聴用である4343。

その音に、なぜロマンがあるのか、もしくは感じるのか。

録音という仕事用につくられたスピーカーシステムだろ、
その音にロマンがあるはずがない。

そういわれれば、そうである。
私も、そう思わないわけではない。

それでも、JBLで音楽を聴いている人は、ロマンティストであるというし、
そういうスピーカーだからこそ、
「リバーエンド・カフェ」のあのシーンには、4343がよく似合う。

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